理事長 永守重信の想い
夢をカタチに
世界は目まぐるしく変化しています。想定外のことが常に起こる先の読めない時代に、これまでの日本の常識や考え方に囚われない多様な背景を持った人々と皆さんは接していくことになります。世界で活躍できる実践力を備えた人財が求められているのです。
しかし日本の大学では、学生が卒業後、社会に出て活躍できる素地を在学中に身につけられるような教育システムになっておらず、この為、世界に出て活躍できる実践力を備えた人財が育っていないという現実があります。それならば、そういう大学を自らの手でつくらなければならないと考え、2018年、私は本学の経営に参画しました。また、この考えをもう一段発展させるべく、予てより重視していた初等教育から大学まで一貫した教育を実施するために、2021年4月には京都学園中学校・高等学校と法人統合し、京都先端科学大学附属中学校高等学校として中高大一貫教育を始動させることとしました。今後もスピード感を持って、この変革を進めていきます。
皆さんには、まず夢を持って欲しい。夢を語って欲しい。本学で一生懸命に学ぶことで自信を持ち、夢をカタチにし、これからの多様な世界で力強く活躍して欲しい。将来何になりたいのか、そのために何を学ぶかが重要なのです。
皆さんは、生きる上で必要な英語力や専門知識、それらを多領域と結びつける応用力といったグローバル社会人としての能力を本学で身につけることができます。学生の皆さんにとって大切なことは大学生活の4年間にどれだけ成長できたかです。我々はここでの時間を無駄にはさせません。
本学は、世界に挑戦できる人財や、私のように自ら起業したいと思う夢のある人財を育成し、大学改革の先駆者になります。私は企業経営においても、周囲が驚くような高い目標を立ててきましたが、すべて実現してきました。大学改革も大きなチャレンジですが、必ず成功させます。
皆さん、我々とともに「夢をカタチ」にするためにチャレンジしていこうではありませんか。
永守 重信 NAGAMORI Shigenobu
1944年京都府生まれ。1973年に28歳で日本電産を設立。300社を越える連結企業集団に成長させ、世界No.1の総合モーターメーカーに育て上げた。2006年、米バロンズ誌により「世界のベストCEO30人」の一人に選出。2014年、日経ビジネス誌が初めて実施した「社長が選ぶベスト社長」で1位に選出。ニデック株式会社 代表取締役グローバルグループ代表。2018年3月、学校法人京都学園の理事長に就任。2019年4月より法人名変更に伴い学校法人永守学園理事長。