2024年度実習先企業:
株式会社パンテック
![](https://www.kuas.ac.jp/wp-content/uploads/2025/01/slider_main_06_ss.jpg)
実習生:上田 有真さん(経済学科3年生),三田 彩乃さん(経営学科3年生)
本社(滋賀県大津市)と昨年12月に開所したサーキュラーデザインセンター(滋賀県栗東市)で3か月間,実習に取り組みました。再生プラスチック原料の物性測定業務のほか,総務,営業同行など様々な業務を経験させて頂きました。また,7月11日(木)に瀬田工業高校にて「プラスチックリサイクル」に関する出張授業を行いました。
実習課題では,企業・個人目線のそれぞれから見たリサイクルの重要性,必要な点について,実習経験に基づく提案を行いました。
2人の経験については,パンテック様のHPでも紹介頂きました(https://www.pantechco.jp/blog/2024/7/30-0)。
(実習担当教員:三保紀裕)
【企業様からのメッセージ】
人事総務部 人事課 西村 伊万里 様
今回実習生のお二人には、主に2つの業務に取り組んでいただきました。1つは、弊社の取り扱うプラスチック再生原料の物性を測定する業務です。昨年12月にプラスチックの資源循環を促す共創型施設として開所したサーキュラーデザインセンターで、保有する様々な測定機器を使用した物性測定を行いデータ化するところまでを担当いただきました。弊社はそこで蓄積したデータを国内外へ広がるネットワークで活用し、戦略の立案からソリューションの実装まで、お客様への支援をより効率的・効果的に進めています。また、もう1つの実習では近隣高校で出張授業を実施し、授業の組み立てから資料作成、授業(プレゼンテーション)に至るプロセスを体験していただきました。高校1年生にはどういう言葉を使えば伝わりやすいか、この内容ももう少しかみ砕いた方が分かりやすいのではないか、と授業をする対象に合わせた準備を心掛けられていた点が印象的でした。
実習開始時期は慣れない環境での就業でもあり緊張されている様子でしたが、実習を重ねるにつれて元気に社員とコミュニケーションをとり、積極的かつ能動的にインターンシップに取り組んでくれていると感じました。また、業務を進める中で出てきた分からないことや詳しく知りたいことについては、そのまま放置することなく、自分で調べたり周りの社員に詳しく聞くなど、意欲的に理解を深めようと努める姿が印象的で、お二人の実習に取り組む姿勢から、主体性を持って業務に取り組むことの重要性を再認識させられました。また、三田さん、上田さんお二人ともが初めは人前で発言することに苦手意識を持たれていましたが、社内での打ち合わせや近隣高校での授業準備を進めるうちに堂々と発言ができるよう成長されたと感じています。今回培ったスキル、そして自分とは違うスキルを持つ人と協力して新たな価値を生み出す経験は、これからもあらゆる場面で活かすことができると思います。これからも自信を持って日々挑戦し続けてほしいです。3か月間の実習、大変お疲れ様でした。