経済経営学部
経営学科
京都発。世界で活躍できる
ビジネスパーソンへ
本学科では、経営学の基礎をしっかりと学ぶとともに、アクティブ・ラーニングやビジネスの現場を体験しながら社会の課題に対応する実践知を身につけることができます。具体的には、GIP(海外長期インターンシップ)、AIP(国内長期インターンシップ)といった豊富なインターン機会をはじめ、航空観光プログラム、公務員プログラムといった特定業界を意識した学修プログラムなどがあり、社会で活躍できるビジネスパーソンを育成していきます。
Point
学びのポイント
経営者からビジネスを学び、夢を形に
ビジネスの第一線で活躍する経営者らに話を聞くことができる授業(京都のビジネス、実践プロジェクトなど)を開講。実体験に沿った話を直接聞くことで、ビジネスの実態を学び、将来の進路を考えるきっかけになります。
経営学を英語で学び、グローバルに活躍できる人材に
国際経営やマーケティングなど、経営学を英語で学ぶ授業を開講。海外での語学研修・就業体験も充実しており、海外の文化やビジネスの現場を体験できます。
実際に体験しながら経営を学べる
学生自らが企画立案したビジネスプランを競う「ビジネス・プランニング・コンテスト」、商品の企画・販売などを実践できる「ビジネス実践」で起業などの体験ができます。
経営学をベースに、広がる学びのフィールド
アパレル・観光業・コンサルティング会社などで活躍してきた教員による授業を多数開講。人文学部・工学部などの他学部教員による授業も一部受講でき、経営の知識を深めるとともに、幅広い学びができます。
学びを深める実践の場
「ビジネス・プランニング・コンテスト」
経営知識の活用と修得を目的に、毎年「ビジネス・プランニング・コンテスト」を開催。学生たちは、社会問題に鋭く切り込むビジネスプランから、既に実現に向けて活動しているものまで、自由な発想で実に多様なビジネスを企画・発表しています。過去には実際にビジネスとして実現した例もあり、起業に関心を抱いている学生や学んでいる知識を試したい学生には絶好の機会です。
「先端的企業家講座」で起業や経営が身近に。
人気の講義「京都のビジネス」では、京都の企業経営者を招いて講演を聞き、その後の交流会で学生が直接お話を伺う機会を設けています。また、「先端的企業家講座」では、主に京都で活躍する企業家を講師にお迎えし、起業や会社経営の夢を持っている学生に向け、「どのようにして起業したのか」「どのようにしてトップになったのか」「管理職の仕事って何?」など、企業家・管理職の実際の経験を間近で聞ける場を提供します。
Course
専門コース
起業・ 経営戦略コース
経営学を学ぶことは、グローバル化の進展などにより経営環境の変化が著しい現代でビジネスの世界において活躍するために、きわめて重要です。このコースでは、起業や民間企業への就職を目指す人にとって必要な知識やスキルについて、理論的に広く学ぶことができます。また、第一線で活躍するビジネスパーソンの話を聴くことができる科目もあり、実践応用的にも魅力あるコースです。
会計コース
会計において、数字に強いだけでは不十分です。それは、ビジネスと経済が地域的・世界的にどのように関連しているかを理解することを意味し、人間的なスキルに依存しています。このコースでは、ビジネスの共通言語を学ぶことで、たんに企業の経営成績、財政状態だけでなく、経営に関わる意思決定をする際に必要な情報の作成方法と利用方法を学習し、ビジネスパーソンに必要なスキルを修得できます。
国際コース(2025年9月新設)
英語を使用言語として授業を行い、京都発グローバルな視点で世界の経済とビジネスを学びます。経済・経営の基礎から、マーケティング、日本のビジネス経営、ユニークな京都の企業でのインターンシップなどを通じて、国際色豊かな環境の中で、世界に通用する知識と経験を積むことができます。 ( なお、このコースへの入学は秋学期です。また、春学期入学生も一部の科目を英語で受講することができます)
Program
学部共通プログラム
航空観光プログラム
旅行業界、航空業界を中心にツーリズム産業全般に求められる人材の育成を目的としています。国際航空観光ビジネス論、実践プロジェクト(航空・観光)等の講義を通じて観光ビジネスの現状を理解し、未来のあるべき姿を明確にできる力を養います。「 すべての行動の起点はお客様目線から」、社会が求める即戦力を目指します。
公務員プログラム
採用試験の勉強に直結する科目で公務員試験対策を行います。現役4 年生合格者との座談会、試験までに必要なことのガイダンス、公務員に関連するゼミへの参加を通じて、公務員の仕事や採用試験について知ることができます。プログラム専任教員が、4年間を通じて目標達成をサポートします。
AIP(国内長期インターンシップ)
京都、関西圏を中心とした本学と連携している企業で、約3カ月間の就業を通じて企業課題に取り組むプログラムです。金融機関、メーカー、商社などで企業実習を行うとともに、事前・事後授業等を通じて専門性の高い指導を受けます。企業課題に挑みながら実務を経験し、ビジネスでの即戦力人材としての力を磨きます。
GIP(海外長期インターンシップ)
在学中に海外企業での英語による長期インターンシップを通じて、海外ビジネスの最前線を体験し、グローバル化した経済事象を専門的かつ実践的に学ぶプログラムです。このプログラムを通じて、海外のビジネスの現場を体験し、海外で働くために必要な能力やスキルを身につけることを目指します。
Curriculum
授業ピックアップ
イノベーションマネジメント論
経済経営学部 経営学科 鈴木 貴之 准教授
「イノベーション」とは何か?
イノベーションとは、「新しい考えで、人々が喜んでお金を払うようなものを作ること」です。例えば、以前はCD を買って音楽を聴いていましたが、今は月額料金を払うと音楽をいくらでも聴けるサービスがあります。これは技術ではなく、新しい考え方が生んだものです。イノベーションは技術者だけでなく、多くの人が起こすことができるものです。
イノベーションの学び
イノベーションを学ぶことは、私たちの日常生活でとても役立ちます。例えば、服を買う時やレストランでご飯を食べる時など、いろいろな商品やサービスに触れています。この時、イノベーションの視点で物事を見ると、物事の本質を見抜く力や、新しい考え方をする力が身につきます。こうした力は、将来社会に出た時にも大切な力になります。イノベーションを学ぶことで、私たちの生活がもっと豊かになります。
アントレプレナーシップ
経済経営学部 経営学科 稲田 昂弘 講師
アントレプレナーシップとは何か?
皆さんはベンチャービジネスと聞くと、永守重信氏のような新たな事業を立ち上げた人(起業家=アントレプレナー)を真っ先にイメージするかもしれません。もちろん彼・彼女らが主役ですが、他にも社員、投資家、提携する大企業、証券会社、行政など、様々な企業や人々によって成り立っています。この講義を通して、ベンチャービジネスやアントレプレナーを取り巻く環境を理解し、それと関わって働く幅広い選択肢を知ってもらえればと思います。
学びのフィールド
この講義では、たくさんのベンチャー企業を比較することで明らかになった”共通点”を皆さんに紹介します。主な資料は英語の論文です。「難しそう」と思ったかもしれませんが、講義では、私からの話題提供の後、皆さんに質問・感想を書いてもらい、それらをもとにした双方向のやりとりを行っています。また実際にベンチャー企業と関わるゲストの方から直接お話を聞く機会も設けます。経営学という学問を通すとベンチャービジネスはどのように見えるのか、一緒に考えていきましょう。
カリキュラム
KUAS Voice
教員・学生・卒業生の思い
環境を数値化し経済との両立を目指す
環境会計とは、水、空気、気候変動などの自然環境と企業の経済活動の関係を数値化し、その影響を定量的に評価するものです。日本は水が豊富だと思われていますが、産業用水の多くは淡水で、無限ではありません。水を再生し、資源として循環させる日本の技術に世界中が注目しています。一度壊された環境を元に戻すのは大変なことです。そうなる前に、生産プロセスを数値化して、環境負荷を減らしながら原価削減できることを企業に提案していきます。地球上のどこかで干ばつや水害が起こると、遠く離れた地域にも影響が出ます。そのため、他国の研究者とも共 同で現状を調べています。SDGs の観点からも、環境を数値化して管理していくことは、今後さらに世界中で求められるでしょう。
企業を取り巻く国際環境の変化に対応できるサステナビリティ経営の重要性が高まっています。社会・環境・経済の3側面を統合し、企業と社会の持続可能性について探索しています。
経済経営学部 経営学科
呉 綺 准教授
基礎から応用まで、社会人に必要な力を習得!
●現在について
ニデック株式会社の小型モータ事業本部事業企画部で 、各種プロジェクトの企画・推進などを任されています。私自身の主な業務は、災害や感染症流行の際にも会社が事業を継続できる仕組み作りです。緊急の事態に備えるための規定やマニュアル、チェックリストなどを作成するほか、避難訓練の企画立案や実行など、社会人1 年目から主担当として取り組んでいます。従業員全体に関わる内容なので経営幹部との距離感も近く、さまざまな人と協力しながら進められています。計画力やプロジェクト管理に関するスキルも身につけられ、仕事が評価されることが増えてきたのはとてもうれしいです!
現在は台湾にあるグループ会社に長期出張し、ガバナンス強化業務にも取り組んでいます。具体的には重要書類管理の仕組み作りや、人事制度刷新に向けた業務サポートを担当。現地のメンバーと顔を合わせながらコミュニケーションを取ることで現場の課題がしっかり見え、業務推進のための解決策にも取り組めて、毎日やりがいを感じています。
●京都先端科学大学での学び
経営学の基礎がしっかりと学べるのはもちろん、ビジネスの現場を実際に体験しながら学べる機会も豊富に用意されていたんだと、今振り返って感じます。
私自身、実践プロジェクトでは、フィールドワークやケーススタディなどの体験型学習を進める中で、社会人として必要なスキルを習得することができました。
また、第一線で活躍する経営者の方々からお話を伺う授業もあり、実体験ならではの具体的な事柄の数々に触れて将来の進路を考えるきっかけにもなりました。
経済経営学部の特長は、経営学の基礎を学びつつ、GIP(海外長期インターンシップ)、AIP(国内企業での約3カ月の仕事体験)といった豊富なインターンシップ制度や、航空観光プログラムや公務員プログラムなど特定業界を意識した学修プログラムもあることだと思います。基礎から応用、応用から実務へと段階的に学ぶ中で実践力が身につき、変化の激しい社会にも対応できる専門性と応用能力も培えるのではないでしょうか。
●大学時代の思い出
GIP(海外長期インターンシップ)を利用し、中国で3カ月間の語学研修と約2 カ月半のインターンシップを経験しました。現地で学ぶことで語学力が向上し、海外企業での実務によってグローバルな視野も持てたと感じます。また、中国でどのようにビジネスが展開されているか身をもって体験できたことも、とても意義深い経験でした。
日本のモノづくりが世界で高く評価されていることも知り、「日本のメーカーで働きたい!」と思うきっかけにもなりました。
【高校生へのメッセージ】
大学にはたくさんの学びの場があります。切磋琢磨し合える仲間がいます。全力でサポートしてくださる教職員の方々がおられます。失敗を恐れず、充実したカリキュラムや制度を利用して、将来の可能性をしっかりと広げられる環境だと思います。京都先端科学大学でしか叶えられない出会いの数々が待っているはずです。
経済経営学部 経営学科 2020年卒業
嶋 香帆さん(ニデック株式会社 勤務)
※所属・役職・学年は取材時のものです
経営学や会計学の基礎を学んで簿記検定合格!
もっと学びを深めます。
経営学科を選んだのは、大学の理事長が経営者の永守理事長だったこと、それと英語教育に積極的だったことが理由です。いま2年生で経営学や会計学の基礎を学びながら並行して資格取得の勉強もしています。経営学科の先生たちは皆さん優しくて色々と相談に乗ってくれるし、仲のいい同級生も多いので学びやすい環境だと感じています。地道に勉強して簿記検定にも合格しました、将来は父と同じ公認会計士の資格取得を目標に頑張っています。
経済経営学部 経営学科 2年生
永田 美琴さん
※所属・役職・学年は取材時のものです
社会問題を解決できる経営者になりたい!
IT分野で起業をして、社会問題を解決できる経営者になることが、将来の夢です。母国インドネシアで起業をして会社経営をする父にあこがれ、起業をしたいという夢を持つようになりました。父からは、「お父さんよりも立派な人物になりなさい」と言われています。そうなれるよう経営学を学び、日々努力を積み重ねています。
日本には5年前に留学で来ました。最初は、日本語でのあいさつもできませんでしたが、今では、経営学の専門書を読むことができるようになりました。
世界の外資系企業で、どのようにして売上を伸ばすのか、どのようにして商品・サービスを企画開発するのか、どのようにして顧客に販売をするのかに興味があり、その先生のゼミで勉強しています。また、事業継承も学び、将来、父の会社を継ぐ準備をしています。
休日は、サイクリングで日本旅行を楽しんでいます。関西の2府4県を制覇しました。来年はアワイチ(淡路島一周サイクリング)に挑戦します。 まずは日本で就職をして、将来は起業を目指したいです。父のように立派な人物になれるように努力します。
経済経営学部 経営学科 2年生
NAUVALI Abielさん
※所属・役職・学年は取材時のものです
Career
資格・進学・就職
目標とする資格
税理士※
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士(3級)
資産形成コンサルタト(予定)
コンピュータ会計能力検定(2級)
日商簿記検定(2級)
販売士検定(2級)
宅地建物取引士※
総合旅行業務取扱管理者※
秘書技能検定(2級)
実用英語技能検定(1級)
TOEIC®(800以上)
TOEFL® iBT(90以上)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
※国家資格