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2023年度 経済経営学部「海外長期インターンシップ」(GIP:Global Internship Program) スタート!

2023年度の「海外長期インターンシップ」(GIP: Global Internship Program) は、コロナ禍の影響により現地(中国)への留学と企業実習を見合わせ、一部の授業を除いてオンラインで実施します。

今年度は経済学科3年生4人、経営学科3年生1人の計5人が、2月から7月までの半年間、経済経営学部ならではの視点と専門性を活かした多彩なプログラムに参加します。

【2023年度 GIPスケジュール】

「現代アジア事情A」

「海外企業実務A」

4月~5月

本学教員による事前授業:「中国の国際関係」、「東アジア ダイナミズムと労働移動」「中国経済の基礎知識」、「企業執行役員による特別講演」、「企業法務・税務の基本」、「中国企業経営:人事の経済学」、「経営分析の基礎・財務会計」

9月~10月

オリエンテーション

2月〜3月:オリエンテーション

GIP参加学生の最初の顔合わせと、本学教員によるオリエンテーションが行われました。

オリエンテーションの様子

2月〜3月:中国語学習

GIPの参加学生は、南通大学(中国 江蘇省南通市)のオンライン授業と中国・上海に拠点を置く日系企業でのオンラインインターンシップに臨みます。そのための事前学習として2月~3月の2か月間、中国語の文法と会話を学習しました。

中国語:事前授業の様子

4月~5月 本学教員による事前授業

本学教員による全7回の事前授業を受けました。

「企業法務・税務」の授業

4月〜5月:南通大学オンライン授業と交流セッション

4月から5月末まで、京都先端科学大学と中国の南通大学をオンラインでつなぎ、南通大学の先生方による「中国経済」と「中国文化」の2科目の講義を受講しました。

また、5月16日、5月23日、および5月30日の3回にわたり、京都先端科学大学GIP参加学生と、南通大学日本語学科生とのオンライン交流セッションを行いました。日中の大学生活や文化の違いなどについて、両大学の参加学生全員が発表しました。また毎回のセッションでは、日中の学生が数人ずつのグループに分かれて積極的に意見を交換し、交流を深めました。

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オンライン交流セッションの様子


6月~8月初め:企業実習(オンライン・インターンシップ)

GIP参加学生が、京都先端科学大学と中国・上海をオンラインで結んで、企業インターンシップに臨みました。

今年度、学生たちを受け入れて下さったのは、①Nidecグループのニデック(上海)管理有限公司様とニデックモータ(浙江)有限公司様、②FNAグループのファクトリーネットワークチャイナ(FNAチャイナ 工場網信息科技(上海)有限公司)様、③マイツグループの上海マイツ(上海邁伊茲咨詢有限公司)様です。

この企業実習(オンライン・インターン)では、まず上海に進出しておられる各企業の皆様から業務内容をご説明頂き、さらに海外で働くために必要な知識や技能について幅広くご教示頂きました。その後、学生たちは各企業の皆様から課された企業経営や海外業務に関する実践的な課題に、学生同士で議論を重ねながら取り組み、それぞれの成果を発表しました。

①Nidecグループの皆様との企業実習の様子

②FNAチャイナの皆様との企業実習の様子

③上海マイツの皆様との企業実習の様子


10月:成果報告会と修了式

2023年10月4日 京都太秦キャンパスにおいて成果報告会と修了式が行われました。

成果報告会では、本年2~8月の中国語学習や中国・南通大学のオンライン授業、そしてオンライン海外企業実習を通じて学んだ成果を、経済経営学部の6名の参加学生全員がプレゼンテーション形式で報告しました。

最後に参加学生全員が、各自の「目標達成度の振り返り」と「今後の抱負」を発表し、本年度の経済経営学部GIPの修了式に臨みました。

GIPを終えて

中国語、経済、海外での仕事、発表能力など、授業だけでは学べない様々なことを学べて成長することができ、とてもよかったと思います。難しい課題を諦めずにやり遂げる力も身につき、スケジュール管理、体調管理の大切さを学ぶことができました。(経済学科3年生)

大学生の間に何か熱中した思い出を作りたいと思っていたので、改めてGIPに参加する事が出来てよかったなと思います。やり遂げたからこそ自分に自信をつけることもできたので、この経験を糧に社会人として成長していきたいです。(経済学科3年生)

GIPを通じて学生や教員の方と親密になり、大学に行くモチベーションが生まれた。また企業セッションを通じて、社会人として求められる事を学ぶことができた。(経済学科3年生)

来年度GIPへの参加を検討している学生に向けて

GIPは求められるレベルが授業と比べて格段に高いため、大変なことも多かったですが、先生方の手厚いサポートのおかげで、無事に修了することが出来ました。授業だけでは学ぶことの出来ない実践的な学びで、貴重な体験ができました。(経済学科3年生)

GIPは海外でのインターンシップであるため、語学力に自信がなく、参加を諦めてしまう人が多いかもしれません。しかし、GIPは実習先企業で指導して下さる方々も日本語で話して下さる方が多く、また事前に中国語学習もできるので、考えていたよりも気楽に参加することが出来ました。(経済学科3年生)

中国語だけのインターンシップではないので、不安なく取り組むことができた。(経営学科3年生)

(経済経営学部教授 GIP推進委員 山下勤)