社会的ニーズの高い健康医療分野の
職業人をめざそう。

超高齢社会を迎えたわが国では、リハビリテーションへの対応や生活習慣病対策を中心に、健康や医療に関わる人材へのニーズが今後ますます高まってきます。例えば看護の現場では、医療技術の高度化に対応できる高い専門性を持つ看護師が増えてくるはずです。言語聴覚士の活躍の場は医療機関だけでなく福祉施設にも広がります。健康・運動科学と基礎医学の知識を併せ持つ人材は、企業、医療機関、行政機関などさまざまな分野で求められています。健康医療学部では、こうした人々の健康生活の実現に貢献できるスペシャリストを育成します。本学で学んだ学生が、医療・福祉・スポーツの分野で連携し、活躍してくれることを願っています。

[こんな人におすすめ]

  • 看護師になって医療現場で働きたい
  • 保健師になって行政や事業所で働きたい

[こんな人におすすめ]

  • 言語聴覚士の国家資格をとって、病院や施設で専門職として働きたい
  • 人とコミュニケーションを取るのが好き
  • 幅広い年齢の人々の役に立つ仕事がしたい
  • プライベートもキャリアも充実させたい

[こんな人におすすめ]

  • 保健体育科教員になることをめざしている
  • レクリエーションや障がい者スポーツの指導者をめざしている
  • 健康運動・生涯スポーツ教室の指導者になりたい
  • トレーナーや健康運動指導士をめざしている
  • 医療や福祉の領域で社会に貢献したい
  • スポーツに関わる企業や団体を経営したい
  • スポーツに関する環境づくりがしたい

Pick Up
ピックアップ

実習をサポートする充実した学内設備

■看護学科

基礎・成人看護実習室

看護を行うために必要となる技術を学ぶ実習室です。23床のベッドと講義スペースを備え、豊富な医療機器やシミュレーターを用いて基礎から専門まで幅広くリアリティの高い演習を行います。

母性・小児看護実習室

子どもと女性の健康支援の援助技術を学修する実習室です。乳幼児用ベッドや保育器、沐浴槽を備え、赤ちゃんの抱っこ、おむつ交換、胎児のモニタリングや妊産婦モデルなど多彩な実習モデル人形を活用し、演習します。

地域・在宅・老年・精神看護実習室

地域で療養する人々のニーズに対応した看護の基礎を学ぶ実習室です。家庭の和室、ダイニング、浴室、トイレなど生活の場を再現し、看護シミュレーターを用いて確かな看護技術を学んでいきます。

■言語聴覚学科

プレイルーム

子どもの行動やことばの発達をみる検査の演習や教材の作成ができます。隣室にあるモニタリングルームから、子どもたちとの関わりや訓練の様子を観察することを想定しています。

聴力検査室

基本的な聴力検査である純音聴力検査や語音聴力検査をはじめとし、聴覚機能を調べるSISI検査・自記オージオメトリ、脳波で聴覚を推定するABRやインピーダンスオージオメトリ、子どもの聴力検査等ができるほか、補聴器の調整を確認するための特性測定器・実耳測定器など、多種多様な機器を備えています。

共同研究室

声や発音を評価する音響分析装置や喉の状態を観察する内視鏡検査など、さまざまな評価機器を設置しています。演習を通して、機器の使い方や評価の手技を学ぶことができます。

■健康スポーツ学科

総合グラウンド

スポーツやコミュニティ活動の実践を行うとともに、健康づくり・体力づくりを進め、スポーツの振興を図る場として使用されています。

バイオメカニクス実験室

競技者の人体や用具の運動を力学的観点から研究するための施設です。歩行、走行、跳躍、投打などの動作のメカニズムなどを、高速度カメラ、モーションキャプチャーシステム、フォースプレート、筋電図などを用いて調べます。

ストレングス&コンディショニングルーム

バーベルやベンチプレス、スクワットラックといった筋力系マシーンから、ステアマスターやエアロバイクなどの持久系マシーンまで多彩なトレーニング機器を設置しています。体力やニーズに応じたプログラムを提供しています。

運動生理学実験室

骨密度、呼吸代謝、運動負荷などを数値化されたデータとして測定できる装置が完備されています。競技者の運動能力を生理学の側面から捉えることで、より綿密な分析や評価を行い、適切なトレーニングへとつなげます。

News
ニュース

Policy
教育ポリシー

教育目的

多様な健康状態、発達段階、生活環境にある人たちに対して専門的な支援を行い、人々の健康生活の実現と健康寿命の延伸に寄与する人材を育成することを目的とする。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

1.知識・理解

1.1 健康および身体活動分野に関する専門的知識・技能を理解・修得し、それらを健康医療分野における諸問題を解決するために活用できる。

2.技能

2.1 健康医療分野の職業人として、必要な情報およびデータを適切な方法を用いて収集し、活用できる。
2.2 対象児・者と信頼関係を築き、生命と健康・医療および人間の行動に関するさまざまな事象をとらえ、的確な方策を立て、実践することができる。

3.思考・判断・表現

3.1 健康医療分野に関して修得した知識、技能ならびに経験を活かして、自らの考えを論理的に組み立て、表現できる。
3.2 自ら設定した健康医療学分野の主題について、収集した資料を客観的に分析しながら、建設的に考察できる。

4.関心・意欲・態度

4.1 生命と健康医療分野の諸問題に継続的に関心を示し、常に向上心を持って、その問題の解決のために粘り強く主体的に行動できる。
4.2 幅広い教養、豊かな感性のもとに、多様な職種の人々とコミュニケーションを取り、協働しながら、自律的な職業人として行動できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

1.教育課程編成

1.1 教育課程として、現代リベラルアーツ科目および専門科目を配置します。
1.2 現代リベラルアーツ科目では、職業人としての教養、学術的な基礎力・技能、語学力、協調性を修得することを目的に、リベラルアーツ科目を配置します。
1.3 専門的知見に基づく主体的な行動力および問題解決力を育成するため、各々の学科に専門科目を系統的に配置します。

2.学修方法・学修過程

(学修方法)

2.1 4 年間の教育課程では、各科目を理論的に学修するだけでなく、実習およびキャリア学修も連動させながら実践的かつ能動的に学修します。

(学修過程)

2.2.1 現代リベラルアーツ科目を学修することにより、健康医療分野における職業人となるために必要な基礎的な教養、課題発見力、問題解決能力を学修します。
2.2.2 各学科の専門科目を履修することにより、健康医療分野における職業人となるための専門的な知識および技能を修得するとともに、実習科目を履修することにより、より専門的な技能を深めていきます。

3.学修成果の評価

3.1 学修成果は、ディプロマ・ポリシーで定められた能力と、カリキュラムの各科目で設定される到達目標の達成度を示すものであり、アセスメント・プランに従って多様な方法で学修成果を評価します。
3.2 各科目の内容、到達目標、および評価方法・基準をシラバスに示し、到達目標の達成度を評価します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学部の教育目的に即した人材を育成するために、学部の教育目的を理解し、意欲と主体性をもって勉学に励むことができ、高等学校の教育課程で修得する基礎的な学力とそれを活用する力、他者とのコミュニケーション能力を備える人を求めます。

1.知識・技能

・入学後の修学に必要な高等学校卒業相当の基礎的な知識・技能を持つ。

2.思考力・判断力・表現力

・事物を多面的かつ論理的に考え判断する能力があり、自分の考えを表現できる。

3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

・健康や身体に強い興味・関心があり、主体的に学ぶ強い意欲を持つ。
・実践的な授業に、多様な人々と協働して取り組める。
・国際人としての教養を身につけ、英語を中心とした語学力の向上を目指す意欲を持つ。