健康医療学部
健康スポーツ学科
スポーツ科学の知識とスキルを
活かして働くプロになる。
「人生100年時代に向けて健康寿命の延伸を図る!!」を使命とし、4つのコースで健康・スポーツを徹底的に学びます。2023年度より新設した「ハイパフォーマンスコース」では、競技者 のパフォーマンス向上とコーチング・支援する実践力の修得を目指します。健康・スポーツ分野のビジネス感覚を磨きたいなら「スポーツマネジメントコース」、保健体育科の教員やス ポーツ指導者を目指すなら「スポーツ教育コース」、スポーツサイエンスや運動に関する知識を活かし、健康増進から傷害予防まで幅広いニーズに対応したスペシャリストを目指すなら 「健康運動指導コース」と、将来の目標に合わせてコースを選択できます。
Point
学びのポイント
広大なキャンパスに、豊富な実験室とスポーツ施設
京都亀岡キャンパスでは、甲子園球場約5.5個分の敷地に、身体運動科学の実験室とスポーツ施設が豊富に設けられています。バイオメカニクス実験室では、運動中の動作のメカニズムなどを調べることが可能。運動生理学実験室には、骨密度、呼吸代謝、筋力・筋パワーなどを測定できる装置を用意しています。また、スポーツ施設としては、トレーニングルームや全面人工芝のグラウンド、電光掲示板・観客席を備え、硬式野球部の京滋リーグの公式戦にも使用される野球場などがあります。競技者としてもスポーツを思う存分楽しみながら、健康やスポーツに関わる仕事に就くために専門的に学んでいける環境です。
スポーツの楽しさを伝えるための
技術を修得し、保健体育科の教員へ
健康スポーツ学科の教育コースでは、健康スポーツの専門知識の修得とともに、教員免許や指導者としての資格を取得するために必要な教職関連科目を計画的に履修することができます。教育コースの専門科目には、各学校への授業参観や現職教員からの講義、また体力測定や遊びを実際に児童に指導したり、障がい者や一般の方に、スポーツの楽しさを伝えるために役立つ知識を学んだりする授業があります。さらに、教職関連科目では、教育に関する知識を習得し、教材研究、指導案作成、模擬授業を行い、教育現場に必要な知識・技能・態度を身につけていきます。
資格取得に向けて一貫した指導・支援
教員免許など専門的な資格取得に向けて、教員が1年生から4年生まできめ細かな指導と支援を行います。
Course
コース
ハイパフォーマンスコース
スポーツ競技者のパフォーマンス向上とコーチング・支援する実践力を身につけることを目指します。スポーツ教育、コーチング 、競技スポーツトレーニング 、スポーツパフォーマンス分析、コンディショニング などを中心に学び、幅広い視点からスポーツ競技者を科学的にコーチング、支援する力を育みます。
履修推奨科目
目指せる資格
スポーツマネジメントコース
健康・スポーツに関するビジネス現場を訪問し、体験を通して健康スポーツ実践のビジネス感覚の感性を磨くとともに、組織運営やマーケティングなどの理解を深め、問題解決力を身につけます。また、健康・スポーツのサービス職・マネジメント職に必要な知識創造の実践知を修得し、高めます。
履修推奨科目
目指せる資格
スポーツ教育コース
保健体育科教員、健康運動・生涯スポーツ指導者になるための資質の向上を目指します。健康スポーツの専門知識の修得とともに、特別支援学校・小学校・中学校・高等学校の授業参観や、現職教員の講義、また教材研究や模擬授業、教職関連科目の学びを通して、教育現場や指導に必要な知識・技能・態度を身につけます。
履修推奨科目
目指せる資格
健康運動指導コース
人体の仕組みなど、健康に関わる分野の知識を基礎とし、体力測定法、運動指導法、運動プログラム作成法、運動療法、生活習慣病の予防などについて学びます。それらの知識・技能を活用して、一人ひとりのニーズに応じた身体づくり、健康増進をサポートできる力を養います。
履修推奨科目
目指せる資格
Curriculum
授業ピックアップ
学びから実践、対象者に合致した
現場対応力を身につける
健康スポーツ学科では、2 年次に選択するコース別の学び「実践プロジェクトⅠ/Ⅱ」の授業が配置されています。「健康運動指導コース」は、トレーナーや健康運動現場の指導者を目指す学生たちが多様なプログラムを経験し、実践を通して専門的な学びを深めます。学外でのプログラム体験、現場で活躍する本学卒業生やプロフェッショナルからの講話、対象者に応じた測定項目を用いた高齢者や大学新入生に対する体力測定会など の実践的学びを通して、専門的知識の獲得と現場での指導力、対応力を培います。
子どもたちの笑顔のために、関わり方を学び、
技術を磨く
スポーツ教育コースでは2年生で、小学生や特別支援学校の子どもたちとの実習があります。体力測定や身体を使った遊びの指導のほか、ルールや面白さを理解してもらう方法をチームで考えます。現場では、子どもたちから予期しない反応が返ってくることがあります。先生たちの臨機応変な対応を見て学び、自分に足りない部分を発見しています。一番のご褒美は、子どもたちの楽しそうな笑顔です。この指導実践を通して、卒業までの資格取得や採用試験対策の計画など、自分の将来に向けて確かな歩を進めていきます。
カリキュラム
KUAS Voice
教員・学生・卒業生の思い
スポーツを科学する学問
健康スポーツトレーニング論などの座学、身体組成の計測や応急処置などの実技を中心に、健康寿命の延伸や生活習慣病の予防など、運 動が健康にもたらす影響についても教えています。アメリカの医療資格であるアスレチックトレーナーを取得し、約20 年間、日米アスリートの応急処置からリハビリ、障害予防に携わってきました。最近は、身体の動きを数値で分析し、より高いパフォーマンスが得られる効果を測定・研究するバイオメカニクスや生理学的手法を用いて、運動後の疲労コントロールにも注目しています。疲労やリカバリーとスポーツパフォーマンスにおける研究はまだまだ発展途上の分野であり、今後更なる研究が必要になってくると感じています。
健康医療学部 健康スポーツ学科
井口 順太 教授
運動の楽しさと健康の大切さを
伝えられるパーソナルトレーナーになる!
子供の頃からバレーボールやバトミントンに打ち込みスポーツが大好きで、スポーツに関わる仕事をしたいと思い調べるうちに、パーソナルトレーナーという職業とCSCS(※)という資格を知りました。姉が進学していた京都先端科学大学を調べていたらCSCSの資格の取得できることを知り、進学を決めました。
いまは資格の取得に向けて週2回の勉強会に参加しています。トレーナーになるために正しいトレーニング方法を学びながら、来年(2024年)の春からはダンス部のトレーナーとして活動を開始します。
よく英語の授業の事を聞かれますが、ネイティブの先生も面白いし、英会話の授業は楽しいですね。この大学を選んだのは英語教育にチカラを入れているという事もポイントでした。
将来は、心理学を学んでいる姉と一緒にパーソナルトレーニングジムを開きたいです。人を支えながら、運動の楽しさと健康の大切さを伝えられるパーソナルトレーナーになれたらカッコイイなって思っています。
※CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)は、スポーツパフォーマンスの向上と傷害予防を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
健康医療学部 健康スポーツ学科
倉橋 知里さん
※所属・役職・学年は取材時のものです
生徒を思いやることができる保健体育課教員になる!
中学校の保健体育教員になり、クラスの担任を持つことが将来の夢です。中学校三年間の担任を受け持ってくださった先生と、野球部の顧問の先生に憧れ、自分もその先生方のように生徒を思いやる教員になりたいという夢を持つようになりました。
夢に向かって、健康スポーツ学科の「スポーツ教育コース」で、教員になるために学びを重ねています。小学校・中学校・高校・支援学校を訪問して、授業見学、新体力テストの補助、遊び指導などを行いました。ボール投げのテストで、自分の声掛けで小学生の生徒が2投目の記録を伸ばしたときは、実践した指導が間違っていなかったと確かめることができました。教科書を読んでいるだけではわからないことを実習では学ぶことが出来ます。
大学での学びに加えて、京都学生ボッチャ大会の実行委員や地元の成人式実行委員長を務めて、老若男女を問わず色々な方々とコミュニケーションする機会を積極的にとるようにしています。
大学時代に、たくさんのことを学び、色々な方とコミュニケーションを図り、子供から大人に成長する大切な時期を支えることのできる中学校教員になりたいと思います。
健康医療学部 健康スポーツ学科
山本 大翔さん
※所属・役職・学年は取材時のものです
この時代だからこそできることを探して
勉強でも私生活でもチャレンジを
●現在について
入社1年目は銀行の各部署を回ってOJTを経験し、この春から法人営業(RM)のアシスタントとして配属になります。担当するお客様から照会を受けたり、お客様を訪問したりすることもあり、常に成長・挑戦できる環境が、モチベーションになっています。今はまだ目の前の業務に精一杯ですが、お客様からの感謝の言葉、そして自分の成長を感じられた瞬間をやりがいにして、長期的なキャリアを描いて社会人として成長したいと思います。
●KUASの学び
KUASではスポーツや医療を専門的に学びました。他の大学にはないユニークな内容の講義もあり、そこで得た知識が自信につながっています。障がい者スポーツボランティア、体力測定、教育実習など、教育コースでの実習活動は特に印象深いです。自ら考えたプログラムで授業やイベントを行うなど、主体的に取り組める活動が多く、沢山の気づきや学びを得ました。
●大学時代の思い出
上海短期留学や学科内のボランティア活動、教育実習など、さまざまなことに、積極的に参加するよう心掛けていました。それらの活動を通じて、色々な方々との多様な交流を経験。そして積極性や行動力を得られたと思います。この取り組みを通して培ったコミュニケーション能力は、私の強みであり生涯の財産です。
【高校生へのメッセージ】
制限や変化が激しい時代ですが、この時代だからこそできることもあるはず。それをたくさん見つけて、貴重な学生生活の中で、勉強面でも私生活でもさまざまなチャレンジをしてください。
健康医療学部 健康スポーツ学科 2022年卒業
津賀 奏美さん(三菱UFJ 銀行 勤務)
※所属・役職・学年は取材時のものです
社会に出てからも勉強は継続! ずっと挑戦し続けたい!
大学で学んだスポーツマーケットの知識を活かして、現在はアウトドアブランドの営業を担当しています。仕事では経営や販促、市場を理解する知識が不可欠で、社会に出てからも勉強は続きます。現状に満足せず、視野を広げ、いろんなことに挑戦し続けたいです。
健康医療学部 健康スポーツ学科 2021年卒業
早川 奈菜さん(株式会社ゴールドウイン 勤務)
Career
資格・進学・就職
取得できる資格
高等学校教諭一種免許状(保健体育)
中学校教諭一種免許状(保健体育)
小学校教諭一種免許状◎
◎小学校の教員免許を取得する人は、中学校の教員免許を取得し、かつ他大学との協定による通信教育プログラムを受講する必要があります。
目標とする資格
健康運動指導士
健康運動実践指導者
障がい者スポーツ指導員
NSCA-CSCS
日本フィットネス協会認定インストラクター(GFI)
日本スポーツ協会公認スポーツ指導者
レクリエーション・インストラクター