人に寄り添い、
からだとこころの健康を守る。

未来の看護を創造し、グローバル化する地域の医療を支えるプロフェッショナルの育成を目指します。まず、学生一人ひとりの学習スタイルを構築する少人数教育を行い、学生のやる気スイッチを一緒に探すきめ細かなサポートをします。最新医療機器・シミュレータを設置し看護の学びを支えるとともに、使える英語で国際看護を体験していくなど、ゆるぎない基礎力と専門知識に基づく実践力を養います。そして1年生からの計画的な国家試験対策講座を実施し、高い合格率・就職率を実現。健康長寿社会を支えていく医療専門人材を次々に輩出していきます。

Point
学びのポイント

看護師・保健師国家試験合格率100%

健康長寿社会に向け、グローバル化する地域医療を支える看護のプロフェッショナルを育成します。少人数教育、最新医療機器やシミュレータの活用、実用的な英語教育、国際看護の体験を通して、看護学の基礎力と専門知識を身につけ、実践力を養います。1 年生から計画的に国家試験対策を実施し、高い合格率・就職率を実現しています。

(2023年度 第113回看護師国家試験・第110回保健師国家試験、ともに合格率 100%を達成)

「チューター制」で丁寧にサポートしています

看護学科では、1 学年を2クラスに分けて、担任・副担任が指導を行います。また、3~5 人の学生を担当するチューター教員も配置しています。面談を通じて学習や実習、就職などの相談をはじめ、さまざまな悩みにも対応し、学生が安心して過ごせる環境を提供しています。国家試験対策として、1 年生から模擬試験や特別講習を開始。個々の課題に対して丁寧な指導を行っています。

充実した国家試験対策を実施

本学科では、1年生から模擬試験や特別講習などの国家試験対策を始めます。模擬試験の結果に対する個別指導も行い、より知識を深めるサポートを行っています。

※2023年度看護学科在籍者

京都府立医科大学附属病院・
京都第一赤十字病院などと連携

本学科では、京都の総合病院や中核医療機関を中心に、専門性の高い医療機関を実習先として確保しており、臨地実習を通して看護医療の最前線を体験することができます。特に、京都第一赤十字病院とは包括協定を結んでおり、実習・教育・研究の連携や教職員の交流、奨学金などの協力を図っています。

実習施設
  • 京都府立医科大学附属病院
  • 京都府立医科大学附属北部医療センター
  • 京都市立病院
  • 京都中部総合医療センター
  • 京都第一赤十字病院
  • 京都第二赤十字病院
  • 京都田辺中央病院
  • 京都桂病院
  • 宇多野病院
  • 京都鞍馬口医療センター
  • 洛和会音羽リハビリテーション病院
  • 日本バプテスト病院
  • 京都博愛会病院
  • 京都府立洛南病院
  • 淡海医療センター
  • 市立大津市民病院
  • 三菱京都病院
  • 京都山城総合医療センター
  • 関西記念病院
  • 京都府(保健師)
  • 京都市(保健師)
  • 亀岡市小中学校(保健師)
  • 介護・保育施設、一般企業 など 

経験豊富な教員陣

本学科には、健康医療に関する幅広い分野の教育・研究・臨床経験豊富な教員が揃っています。人々の健康を支える職業人として求められる、知識・技能・姿勢を伝えていきます。

機能的な教育・研究設備

2015年に開設した京都太秦キャンパスには、最新の教育・研究設備が充実しています。

Course
コース

看護師コース

病院、診療所、施設において、対象となる方の療養の世話や診療の補助を行ったり、訪問看護ステーション等に勤務して地域で暮らす療養者・家族のケアを行っ たりする看護師を目指します。学内では専門的な知識を学び、看護技術の演習を 行います。1年生から病院見学を行い、2~4年生の臨床実習でさまざまな看護活動を経験します。4年間の充実した教育で、学力と実践力をしっかりと身に付けることができます。

(選抜制)保健師コース

地域で生活する人々の健康を守るため、保健所や市町村の保健センター、事業場(会社や工場等)などで活動する看護職である保健師を目指します。看護師の課程に加えて特定の科目を履修することで、国家試験の受験資格を取得できます。また、保健師資格を取得し、特定の科目を履修した人が申請を行うことで、養護教諭二種免許を取得できます。

Curriculum
授業ピックアップ

地域包括ケア実践プロジェクト

新カリキュラム科目「地域包括ケア実践プロジェクト」。1年生から病院・福祉施設・児童館・作業所・消防署など地域社会の多様な施設で実習を行います。 看護職の多様な活動を幅広く学び、看護援助に必要なコミュニケーションスキルや知識・技術の理解や獲得に向けて自ら学ぶ姿勢を育みます。

カリキュラム

基礎プログラム

※健康医療学部看護学科・言語聴覚学科では独自のカリキュラムを実施します。

基礎学力・技能

コミュニケーション力・リーダーシップ・協調性

未来展望力

英語・異文化理解

実用日本語・日常の物理学・生命と倫理・統計学やIT技能を幅広く学びます。

グループワークや演習科目を通じて、コミュニケーションなどのスキルを習得します。

京都の歴史・カウンセリング論などのユニークな科目を、現代社会の諸問題に沿って学びながら未来を展望します。

グローバルな社会で必要な外国語でのコミュニケーションや異文化理解について学びます。

※●は必修科目、〇は選択科目、▲は保健師コースの必修科目を示します。
※養護教諭二種免許取得を目指す場合は特定の科目を履修する必要があります
※2025年度(予定)カリキュラムの一部を抜粋して掲載しています

KUAS Voice
教員・学生・卒業生の思い

Career
資格・進学・就職

目標とする資格

看護師※
保健師※(選抜制)
養護教諭二種免許状◎
第一種衛生管理者※◎
※国家資格

◎保健師資格取得者で、在学中に所定科目を修得した者は、養護教諭二種免許状の授与申請を行うことが可能です。また、保健師資格取得者は、第一種衛生管理者の授与申請を行うことが可能です。

卒業後の進路

主な進学・就職先

京都府立医科大学附属病院、京都第一赤十字病院、京都第二赤十字病院、済生会京都府病院、京都桂病院、田辺中央病院、洛和会ヘルスケアシステム、日本バプテスト病院、京都市立病院、武田病院グループ、草津総合病院、市立大津市民病院、京都民医連中央病院、大津赤十字病院、国立循環器病研究センター、虎の門病院、京都大学医学部附属病院、神戸大学医学部附属病院、学校法人関西医科大学附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院、近畿大学医学部附属病院、京都市役所(保健師)、木津川市役所(保健師)など

Policy
教育ポリシー

教育目的

人間を総合的に捉え、尊重し、対象者に適した看護を実践するために必要な知識・技術と豊かな人間性、自律的に学び続ける力を備え、対象者の健康回復・増進を図るために主体的に考え行動できる看護職者の育成を目指す。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

1.知識・理解

1.1 看護職者として必要な専門的知識・技能を他領域の知識と関連づけながら修得し、看護分野における諸問題を解決するために活用できる。

2.技能

2.1 看護職者として、適切な方法を用いて必要な情報を収集し、活用できる。
2.2 対象児・者と信頼関係を築き、適切な看護ケアを安全で効果的に実践できる技術を身につけ、問題を解決するための方策を立て、実践することができる。

3.思考・判断・表現

3.1 看護学分野に関して修得した知識、技能ならびに経験を活かして、複眼的思考で自らの考えを論理的に組み立て、表現できる。
3.2 自ら設定した看護学分野の主題について、収集した資料を客観的に分析しながら、批判的に考察できる。

4.関心・意欲・態度

4.1 人々の生命・生活を尊重し愛情を持って理解しようとする人間性と、倫理観に基づき、知識や技能の研鑽に努め、常に向上心を持って、その問題の解決のために粘り強く主体的に行動できる。
4.2 自己研鑽に励むとともに、チームやグループ内で多様な職種に働きかけ、協働し、目標に向かって自律的な職業人として行動できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

1.教育課程編成

1.1 職業人としての基礎力、人間性および倫理観を養い、看護職者としての能力を育成するため、教育課程として「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」を配置します。
1.2 職業人としての教養、基礎学力・技能、語学力、協調性を修得することを目的に、「基礎分野」を配置します。
1.3 看護職者としてあらゆる健康レベルにある対象児・者にふさわしい看護が実践できる能力を育成するため、専門分野として「看護の基礎」「看護の実践」「看護の発展とコミュニティー」を系統的に配置します。

2.学修方法・学修過程

(学修方法)

2.1.1 4年間の教育課程では、各科目を理論的に学修するだけでなく、実習およびキャリア学修も連動させながら、実践的かつ能動的に学修します。

(学修過程)

2.2.1 専門基礎分野科目では健康の回復・維持・増進を一体的に捉えるために必要となる基礎的知識を学修します。
2.2.2 看護の基礎科目では看護実践能力を身に付けるための基盤となる科目を配置し、より専門的な科目の履修につなげる内容とし、人々の成長発達と健康レベルに応じた看護を展開するための基本となる知識・技能・態度を深めていきます。
2.2.3 看護の実践科目では看護実践能力を育成することを目的とし、健康の保持や疾病の予防、疾病・障害の回復過程における看護について系統的に学修します。さらに健康に問題を持つ人々の課題について理解し、生活の質の向上や自立を支援するための知識・技能・態度を深めていきます。
2.2.4 看護の発展とコミュニティーケア科目では、看護活動の内容・方法の多様性を知り、これまでの学修を振り返り看護学を創造的に発展させていきます。

3.学修成果の評価

3.1 学修成果は、ディプロマ・ポリシーで定められた能力と、カリキュラムの各科目で設定される到達目標の達成度を示すものであり、看護学科のアセスメント・ポリシーに従って多様な方法で学修成果を評価します。
3.2 各科目の内容、到達目標、および評価方法・基準をシラバスに示し、到達目標の達成度を評価します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

本学科の教育目的に示した人材を育成するために、明確な目的意識と情熱を持ち、高等学校で履修した教科・科目について、基礎的な知識を有し、自分の考えを伝えられる日本語力、さまざまな課題に積極的に取り組む姿勢、コミュニケーションを効果的に図り、相互理解に努めようとする態度を有する人を求めます。

  1. 知識・技能
    ・高等学校で履修する国語、英語、数学、理科などについての基礎的な知識を持つ。
  2. 思考力・判断力・表現力
    ・人々の健康について考え判断する能力があり、自分の考えを表現できる。
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    ・看護の分野に強い興味・関心があり、主体的に学ぶ強い意欲を持つ。
    ・知識の修得と実践のために、多様な人々と協働して取り組める。