実習や活動を通して研究テーマが
明確になり、大学院進学へ。

+αの活動で成長実感!

interview

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インタビュー05 河林 永莉さん 実習や活動を通して研究テーマが
明確になり、大学院進学へ。

オープンキャンパスの体験で、
心理学の面白さに出会いました。

ー 心理学科を専攻したきっかけは?

高校生のときに本学のオープンキャンパスに参加したことがきっかけです。コインを描いて、その大きさによって金銭の価値の受け止め方をはかるという体験講座で、描くことで人の心理がわかることに興味が湧き、心理学科を専攻しました。現在は、そうした実験以外にカウンセリングにも興味を持ち、教育心理や福祉心理について実践的に学んでいます。

教育や福祉の現場実習を通して、
子どもの発達に関心を持つように。

ー 特に印象に残っている授業は?

「心理実習」の授業では、教育や福祉の現場の仕組みや実状について講義を受け、自分たちで事前に調べ学習をし、現場を訪れました。普段見ることのない施設を見学して話を聞くことは、とても勉強になります。子どもの心の発達において、環境や障がいなどが大きな影響を及ぼすことがわかり、学校に適応できずに苦しんでいる子どもやその親の力になりたいという思いが高まっています。そのため、公認心理師(国家資格)と臨床心理士の資格を取得し、大学院でさらに専門性を深めようと思っています。

子どもの成長をサポートする
支援者を目指して。

ー 自分の成長につながった経験は?

心理学科の有志メンバー「うずまさ とんがりグループ」に所属し、地域の居場所づくりのための活動を行っています。孤食などが問題視される中、親子で交流するための子ども食堂をイチから起ち上げ、その資金集めのためにバザーなども行っています。地域や企業と連携したり、SNSを運用したりなど、幅広い経験が自分の成長につながっていると感じています。また、今後も成長し続けていくために、自分自身のことを振り返って言語化して書き残す習慣も身につけました。将来、子どもが健やかに成長していくための支援ができるよう、これから学会などにも積極的に参加して研究していきたいです。

私の成長の軌跡Point

学びと経験によって、自分の進む道が見えてきました。

もともと心理学において何を学びたいかは明確ではなかったのですが、学びが深まるにつれて追究したい領域がクリアに。実習や地域活動のほか、乳児院でのアルバイトや小学校ボランティアなども経験し、子どもの発達に対する探究心がますます高まっています。子どもをいかにサポートするか正解はないだけに、より専門的に学んで支援したいという気持ちを強く持っています。

※所属・役職・学年は取材時のものです