歴史文化学科って何ができるの??

歴史文化学科って何ができるの

祭礼伝説、信仰、
妖怪、怪異文化など
フィールドワークで調査

京都の歴史や文化がギュッと詰まったイベントに入り込んで学ぶ!

フィールドワーク演習Ⅰ・Ⅱ

京都の歴史や文化がギュッと詰まった

イベントに入り込んで学ぶ!

亀岡祭を地元の方と
一緒に盛り上げる

歴史文化学科の中で学ぶ民俗学は、地域のお祭りや文化活動に参加して、観察し、お話を聞き、記録して分析する学問です。フィールドワーク(参与観察や聞き書き)の一環として、毎年10月に行われる亀岡祭には、3年生と2年生がチームになって参加します。実際の祭りの熱気と面白さを感じながら、祭りへの理解を深めます。

亀岡祭を地元の方と一緒に盛り上げる

一度途絶えてしまった
伝統の筏を復活!

トロッコに乗って嵐山から保津川を眺め、船に乗って下るルートは観光客に人気です。実はこの保津川(大堰川)はずっと昔、平安京が興る前から材木を筏(いかだ)にして運んでいました。しかし、近代化により昭和30年に途絶えてしまうことに。
フィールドワーク演習では、筏をくみ上げ操縦する筏士(いかだし)さんにお話しを聞きし、昔ながらの12連筏を復活させるプロジェクトの運営や記録を担当しています。

古文書が読めれば歴史上の人々の活動を追うことができる

古文書学A・B

古文書が読めれば

歴史上の人々の活動を追うことができる

時間や空間が離れていても
分かることがある

歴史文化を学ぶ魅力は「遠い昔のことや異文化を理解し、現在と未来を見通す力が付く」ことです。
人々の書いた古文書や日記を読み解き、分析・検討して理解する技術を修得します。このように、過去に学び、急速に変化する現代や未来の戦略を、長期的な視点から構想して提言する力を鍛えます。

古文・漢文が苦手でも
江戸から明治の史料が読める!

高校までに古文・漢文が得意ではなかった学生も、読解の基礎から学ぶことができる授業です。日記や手紙などの文章は、昔は文語体で書かれることが普通でした。しかし、高校の授業で並んだ古文とは
ちょっと趣が違うため、読みこなすのに慣れが必要です。読み方を身につけてしまえば、史料の大半が理解できるようになり、歴史に対する視野が一気に広がります。

京ことばの豊かさを知れば、日本の歴史も見えてくる。

歴史文化入門B(歴史言語)

京ことばの豊かさを知れば、

日本の歴史も見えてくる。

生きた歴史を知る「京ことば」

普段何気なくテレビや動画で見聞きする京ことば。貴族が話し、書いて、使ってきた言葉はやがて地方にまで広がり、現在の京都では使われなくなっても、地方に残っている場合があります。政治、経済、文化、伝統産業など、京都から広まり育まれたものは数多くあります。京都の大学で京ことばや京都の歴史を学ぶということは、ある意味で日本全体を深く知ることにつながります。

「かたじけない」って
京ことばだって知っていた?

日本ではもともと「あほ」や「バカ」は、「たわ
け」や「うつけ」と言っていました。京都でももちろん同じです。昔の京都で謝辞をのべる場合に使った言葉は、「おおきに」でも「ありがとう」でもなく、「かたじけない」でした。よく武士が使っているイメージがありますが、京ことばなのです。日本語史の中でも、現実が記された言語史料にはちゃんと書かれています。日本語の歴史を学ぶ上で、言語史料を読み解き、京ことばの歴史を掘り下げていくと、リアルな日本語、そして日本の姿が見えてくるのです。

日本の妖怪の成り立ちを探求すると見えなかったことに気づくかも

歴史文化特別講義A(妖怪文化)

日本の妖怪の成り立ちを探求すると

見えなかったことに気づくかも

不気味を感じ、
それに名を付けると妖怪に?

江戸時代の「怪異」や「妖怪」と呼ばれる物事について研究する授業です。日本では、常識では計り知れないことを妖怪や怪異、化け物などと呼んできました。妖怪と言われれば、名前を持つなんだか怖い不気味なものを思い浮かべますが、本来その多くは目で見えない、音や感触でしか知覚することができなかったのです。

いにしえの人が感じた
「あやしい」ものを紐解く

怖かった…という個人的な体験が語られ、共有する中で妖怪文化は生まれていきました。人々は名をつけ、絵に描き、文字に残し、妖怪への思いを深めてきました。人々が「あやしい」と感じてきた物事について調査し考えることで、過去に生きていた人々の営みを理解し、いまの自分の土台を知るきっかけにもなります。

歴史や文化を学びながら教員免許・学芸員資格を取得

教員免許・学芸員資格

歴史や文化を学びながら

教員免許・学芸員資格を取得

フィールドワークを通して京都文化を体験して学んだり、古文書を読み解いたり、京ことばから昔の風物を知ったり。自分の興味・関心を突き詰めながら、教員免許や学芸員資格を取得することができます。本学で教員免許を取得して、社会の先生として活躍している先輩もいます。学芸員の資格は、博物館や美術館で働くためだけではなく、日本文化を深く理解し、対外的に発信する能力につながり、多くの職業に役立つスキルが身に付くのです。

topics

「好き」を追究できる学び

歴史文化学科では、古文書、妖怪、京ことば、デジタル、ツーリズム、社会学など、幅広い学びが可能です。複数の指導教員と相談しながら、受講科目を選択して自分だけのメニューを作成し、「好き」をとことん突き詰めることができます。

「妖怪推し!」の学生の場合

妖怪文化論×民俗学×社会学×
ツーリズム=京都の「あやしいもの」をとことん調査・研究して、現代のニーズにつなげる。

妖怪の成り立ちを学び、フィールドワークで京都の暮らしに息づく妖怪にまつわるスポットや絵画を調査しながら、社会的なエビデンスに基づいて地域の魅力を掘り起こし、妖怪ツアーを企画!

卒業生・在校生の声

  • 歴史文化学科 早石 侃騎さん

    先端ツーリズムコースの
    学びを通して
    旅行業界への道が
    拓けました

    歴史文化学科 早石 侃騎さん

    株式会社JTB内定

    歴史文化学科 早石 侃騎さん

    先端ツーリズムコースの学びを通して

    旅行業界への道が拓けました

    持続可能な観光学を追求する「先端ツーリズムコース」に所属し、幅広く学ぶことで旅行業に興味を持ちました。旅行会社の方にアドバイスをいただきながら旅行商品の企画を実践的に学んだほか、東洋文化研究家のアレックス・カー先生のゼミを通して、京都の伝統的な景観が失われつつあることやオーバーツーリズムの課題に向き合ったことも大きな刺激に。実際に、嵐山で観光人力車の俥夫のアルバイトをしているので、観光地が抱える課題を身近に感じることもできました。さらに、授業で学んだ英語を外国人客とのコミュニケーションに活かすことで英語力も高まり、TOEICで400点以上スコアアップすることができました。

    本学は学びたいことを深く学べる環境が整っているだけでなく、熱心な先生が多いことも大きな魅力。大学独自のインターンシッププログラムへの参加に向けて、手厚くサポートしていただいたことにも感謝しています。就職先では、これまでの旅行業の枠を超え、ビジネス領域を拡大していくことに貢献したいと考えています。会社と共に、自分もますます成長していけるよう頑張ります。

    先端ツーリズムコースとは
  • 歴史文化学科 坂井 滉さん

    大好きな京都の文化を
    体感しながら
    積極的に学んで
    夢をかなえました

    歴史文化学科 坂井 滉さん

    合同会社ユー・エス・ジェイ内定

    歴史文化学科 坂井 滉さん

    大好きな京都の文化を体感しながら

    積極的に学んで夢をかなえました

    もともと日本史が好きで、史跡が多く大勢の外国人客が訪れる京都のまちで学びたかったので、「ここしかない!」と思って京都先端科学大学に入学しました。実際に授業で京都御所へ行ったり、祇園祭の鉾を観に行ったりなど、伝統ある京都の文化を体で感じながら歴史文化を学ぶことができました。

    また、高校時代は英語が苦手だったのですが、レベル別に英会話が学べる「英語プログラム」や、「上級英語」の授業でグループディスカッションなどを通して英語力がアップ。海外インターンシップにも参加し、インドの文化により深くふれようと、勇気を出して現地の方と積極的に関わったことでコミュニケーション力を養うこともできました。

    こうした大学での貴重な経験を就職活動でアピールし、憧れのUSJから内定をいただくことができました。就職後はUSJでのアルバイト経験も活かし、お客様をより笑顔にするテーマパークになるよう力を尽くしたいです。今は勉強に苦手意識を持っている人も、あきらめずに挑戦すると、必ず夢はかなうと思います!

    先端ツーリズムコースとは
就職一覧へ