2020年8月28日(金)13:00から、京都亀岡キャンパス体育館及び第3駐車場で、垂直離着陸型固定翼(VTOL)ドローン(エアロセンス(株)製AS-VTX01)のデモンストレーション飛行とドローンを用いた研究についての説明会を開催しました。マスコミ、行政、企業、農業従事者等36名の方が参加されました。
ドローンを用いた研究は多くの大学で行われていますが、マルチコプターの垂直離着陸機能と高速の水平飛行を可能にする固定翼をもつ、VTOL型ドローンを研究開発に用いる大学は本学が日本で初めてです。マルチコプター型ですと1フライトで約20ha観測できますが、VTOL型ドローンは5倍の約100haを最高速度100km/hで観測可能です。
今後、バイオ環境学部と工学部が連携し、「環境や生態系の変化の検知」、「農作物の管理など社会インフラとして活用」を目的にした環境経時観測を実施していく予定です。
本学では、自治体等と連携し、農業、環境、生態系の観測や、災害時の貢献を目指すとともに、収集した経時データを他大学や企業へオープンにし、亀岡市をドローン研究の促進や観測エリアの中心にしていく構想を持っており、観測を手掛ける工学部の沖一雄教授は「近い将来、亀岡でドローン競技会(ドローンレースや技術成果大会)を開きたい」と語っていました。