第18回ビジネス・プランニング・コンテスト(2次審査:最終審査)が2020年11月25日(水)に本学京都太秦キャンパス・みらいホールで開催しました。この日は31件の応募の中から1次審査を通過した5組がプレゼンテーションを実施。審査は、京都先端科学大学後援会会長の杉森直樹様、京都学園大学・京都先端科学大学同窓会会長の中村正孝様を審査員としてお招きし、経済経営学部教員ならびに学生代表を含めた計21名で行われました。
審査結果は接戦の末、次の通りとなりました。最優秀賞には、オリジナルカードゲームの開発とその販売についてプランだけでなく実現に向かっている点を利用者からの評価を交えてプレゼンした『「Throne」-オリジナルアナログゲームの開発とその流通方法について』が輝きました。続く優秀賞として、「Audio-book」と「E-book」の同時配信を通して充実した生活を提供してくために、どのように広報していくか、利用に向けてどう働きかけていくかを詳細にした『ウィズの棚:読書する日常の価値を伝えるプロジェクト』が選ばれました。また、上位には組み込めなかったものの、児童の運動能力の低下や服の廃棄といった社会問題の解決を重視した『キッズレスキュー2』や『ファッションサービス事業』が奨励賞として、また何をどこでのいわゆるプランの基本が分かり易かったと評価された『デリバリー散髪屋』が審査員特別賞として選出されました。
審査結果
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プラン名 |
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最優秀賞 |
「Throne」-オリジナルアナログゲームの開発とその流通方法について |
優秀賞 |
ウィズの棚:読書する日常の価値を伝えるプロジェクト |
奨励賞 |
キッズレスキュー2 |
奨励賞 |
ファッションサービス事業 |
審査員特別賞 |
デリバリー散髪屋 |
1次審査時のプラン名で記載されています。
問題意識もアプローチも各プラン異なりますが、このビジネスによって何が変わるのかをうまく表現したいという熱意がかなり感じられる回となりました。また、起業に関心を抱いている学生が一定層いることを改めて実感しました。この点について高く評価されるともに、他方で、収支のさらなる精緻化の必要性や良い資料作成の仕方についての講評や助言も審査員から賜り、学生はさらなる学びに向けて良い機会となりました。
(経済経営学部 経営学科 教授 倉田 致知)