『情報通信技術の活用による効果的な学修環境の構築について』
日 時:平成29年1月20日(金)京都太秦キャンパス
講 師:奈良県立医科大学 地域医療学講座 周藤俊治 先生
今回の全学FD研修会では、「情報通信技術の活用による効果的な学修環境の構築について」をテーマに、大学で情報通信技術を活用した豊富な授業経験をお持ちの、奈良県立医科大学周藤俊治先生をお招きして、実際の経験に基づいた、授業のWeb化のメリット・デメリット等や今後の活用方法について具体的にご講演いただきました。
デジタル授業への変遷
・パワーポイント
黒板に書けない絵や資料を提示できるが、学生がスライドをひたすら記録するだけになってしまい、なかなか理解度が上がらない。
・Web
授業資料をホームページへアップすることで、事前・事後学習に活用でき、ネット環境があればいつでもどこでも授業環境が再現できるが、様々な人が閲覧できてしまうため、公開できる資料で授業を成立させなければならない。また、著作権法やサーバーのセキュリティ対策などシステム導入にも注意が必要。
・その他
状況に応じてSNSやスカイプなども活用。
大学システムの活用(京学なび)
・資料配布や課題提出などで活用できる
・技術面や情報管理の面では個人より組織に委ねる方が良い
・学生との情報交換(個人アカウントの使用を極力避ける)
質疑応答の際には、具体的な授業例やWeb化の効果などについての様々な意見交換が行われ、大学全体の取り組みとしての必要性や課題、問題点を改めて考える大変有意義なFD研修会になりました。
今後も本学の教育改善に関わる研修会や取り組みを実施していきたいと思います。