『キャンパス・ハラスメントの防止対策新動向 ~LGBT対処・マタハラの防止を中心に~』
日 時:2017年5月23日(火)京都亀岡キャンパス、2017年5月31日(水)京都太秦キャンパス
講 師:学校法人京都学園 監事 草野功一 先生
今回の研修会は学校法人京都学園監事の草野功一先生をお招きして、FDとSDの共催で、「キャンパス・ハラスメントの防止対策新動向~LGBT対処・マタハラの防止を中心に~」をテーマにLGBT、マタニティー・ハラスメント、パタニティー・ハラスメントに関する法改正とそれに伴う大学ハラスメント防止規定の改正や該当学生の取扱い、今後の検討課題について、様々な事例とともにわかりやすくご講演いただきました。
キャンパス・ハラスメントの類型と改正部分
・セクシュアル・ハラスメント
(男女問わず教職員、学生とも対象者)
対象者にLGBT等の性的少数者を付加
対象者の性別、性的指向・性自認不問
・マタニティー・ハラスメント
(産前・産後は女性教職員のみ、妊娠・出産は女性学生も含む)
雇用機会均等法11条の2新設→マタハラ防止措置指針
・パタニティー・ハラスメント
(男性も対象)
育児介護休業法25条新設→マタハラ・パタハラ等防止措置指針
・パワー・ハラスメント
・アカデミック・ハラスメント
・その他のハラスメント
LGBTやパタハラという言葉を初めて聞いた教職員も多く、多様な生き方が選択・実現できる社会になったとはいえ、まだまだ一般的には認識不足であると実感しました。
今後もメディアや大学・企業の取り組み等による周知は必要であり、本学も教職員・学生に対するハラスメント防止対策や留意点、検討課題について改めて考える良い機会となりました。