平成27年2月25日(水)に第8回全学FD研修会を開催しました。
- テーマ:
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『ハラスメントのない教育環境の構築に向けて』
- 講演者:
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大阪大学 人間科学研究科 教授 牟田和恵 先生
今回の全学FD研修会では、大阪大学人間科学研究科の教授であり、ハラスメントに関する著書も出版された牟田先生をお招きして『ハラスメントのない教育環境の構築に向けて』をテーマにご講演いただきました。
ご講演の概要は以下の通りです。
- ハラスメントは、当事者の立場によって受け止め方、見え方は違う。
- 行為そのものが問題である以上に、重要な指導関係・職場の上下関係の中でなされるために、学業・研究や仕事の環境が阻害され、続けられなくなるといった場合もある。それは被害者の人生設計・生計に関わるので深刻な問題である。
- ハラッサーの処分をするだけでなく、ハラッサーに何が問題であったのかを理解させることが大学の責任である。
- インターンシップやアルバイト先等のキャンパス外のハラスメントの例もある。
質疑応答では、学生に接する立場としてハラスメントに該当する範囲についての質問など、活発な意見交換がされ大変有意義な研修会となりました。
他大学の事例をもとにハラスメント問題に対するご自身の意見や現状をご教授いただき、ハラスメントについて考える良い機会となりました。