
2023年8月4日(金)16:00より、本学京都太秦キャンパスにて、本学経済経営学部学会主催による公開シンポジウム「実験経済学とは何だろうか」が、対面およびオンラインによる同時配信で行われ、学内外より多くの参加者がありました。このシンポジウムでは、西村周三教授が司会を努め、西條辰義特任教授、および難波敏彦准教授(いずれも本学国際学術研究院所属)が登壇しました。
- 第1部の基調講演では、西條特任教授より、「実験経済学ってどんなことをやるの? フューチャー・デザイン事始め」と題したお話しがありました。ここでは、既存の社会制度の下での、人の社会性、相対性、近視性および楽観性に起因する、気候変動を始めとする人類存続に関わる問題への対応について、将来の失敗の可能性に対し、経済実験を用いた知見の紹介がありました。
- 第2部の講演では、難波准教授より、「実験経済学の何が面白いのか? 〜ゲーム理論と実験経済学〜」というタイトルで、西條特任教授による実験経済学の研究成果の一例を紹介しながら、「どうして経済実験を行うのか」について、分かりやすくかつ詳細な説明がありました。
- 第3部の質疑応答の時間には、学内外の参加者から多くの質問が寄せられ、西條特任教授、難波准教授、および西村教授との積極的な意見交換が行われました。
最後に、西村教授が全体についての総括を行い、盛会のうちにシンポジウムを締めくくりました。
ご来場およびオンラインでご視聴くださった参加者の皆様に、お礼を申し上げます。



(経済経営学部 講師 段 杰一・田口 広樹)