2024.10.30

ネオマテリアル研究会セミナーを開催 【オープンイノベーションセンター・亀岡(OICK) / 研究連携センター】

Xでシェア Facebookでシェア Lineでシェア

2024年9月20日(金)13:30から、京都先端科学大学京都太秦キャンパスにてネオマテリアル研究会(市原達朗会長)と合同でセミナーを開催しました。

ネオマテリアル研究会は関西地域活性化のため、2006年から実施された経済産業省産業クラスター計画(第2期)「関西フロントランナープロジェクト Neo Cluster」と2008年から実施された文部科学省第Ⅱ期知的クラスター創成事業「京都環境ナノクラスター」が連携してはじめた産学連携事業「ネオマテリアル創成研究会」から深化した産学連携研究会で、現在では関西のものづくり企業他12社が参加しています。セミナーには8社15名が参加し、多くの企業から技術課題を提供いただいている工学部キャップストーンプロジェクトや、多種多様な企業へのインターンシップ展開をしている京都先端科学大学の取組を紹介しました。

新卒採用・組織活性化コンサルタント宮崎健氏が「中小企業における採用活動」をテーマに講演したのち、「工学部キャップストーンプロジェクト」を田畑修副学長・工学部長が説明し、キャリアディベロップメントセンター土屋直子部長、インターンシップ推進課安本祐一郎課長から「イマドキの就活・インターンシップ」を説明しました。意見交換ののち、南館機械工房等をナガモリアクチュエータ研究所的場宏次副センター長が案内しました。

参加した企業にとって、本学のキャップストーンプロジェクトを通した実践型人材の育成や、多様な加工装置を使いこなす学生に対する期待は非常に強くあり、採用についてとても興味を示されました。また、本学は留学生が多いという特徴やインターンシップ等就活についての情報により、学生の採用について多くの気づきを提供することができました。

このように企業との関係を密にして、学生に取り組みたい仕事像を描ける自律的な人財となる機会を創出していきます。

20241028_Neomaterials01.jpg

田畑先生の説明

20241028_Neomaterials02.jpg

意見交換会

ネオマテリアル研究会 市原達朗 会長

ネオマテリアル研究会のセミナーの一環として、今回は、京都先端科学大学のお世話になりました。単に科学技術を表面的に教えるのではなく、技術者として一番重要な基礎学力を学生自らが研鑽する自主性を重んじると同時に、社会人としての良識を身に付けることを徹底されている学風に驚かされました。企業として嬉しいのは、技術の先行性と市場の現実的需要のバランスを追求する産学連携が実践されており、極めて実効性に富むテーマ選択が出来ることです。他学とは異なるユニークな取り組みが、これまで揶揄されてきた「大学の研究は事業に役だたない」との言いぐさを一掃する期待を抱くことが出来ました。企業の積極的参画を推進協力したいとの思いを強く持つことが出来たセミナーでした。関係者様に、改めてお礼を申し上げる次第です。

(オープンイノベーションセンター・亀岡(OICK) / 研究連携センター 柴田雅光)