オープンイノベーションセンター・亀岡(OICK)は企業・団体、京都府、亀岡市、亀岡商工会議所など地域のステークホルダーをお招きし、「OICK Co-Creation Club」と題して、地域企業の活性化のための意見交換会の場を提供しています。2023年10月4日(水)、その特別編として「京都先端科学大学 学長とのくるまざ座談会」を開催しました。前田正史学長が本学の教育や研究活動のトピックスを紹介し、大学のネットワークや知恵、技術を、どのように企業に活かしていくか、活発な議論が交わされました。
前田学長は「実践的な教育」を本学の教育の特徴とし、その具体例としてSLS(スポーツライフスキル)とキャップストーンプロジェクトを挙げて説明しました。その後、参加者がそれぞれの抱える課題を共有し、コメントを出し合いました。参加者の抱える課題解決に向けて大学がどう取り組むべきか、企業と大学の接点は多く存在すると感じる機会でした。
OICKでは、大学と地域企業が話し合う機会を設け、共創することで新たな価値創出や課題克服を目指す場をOICK Co-Creation Clubの名で提供していきます。今後も、企業と大学をつなぐ機会を毎月、開催してまいります。
SLS(スポーツライフスキル)
多くの国や地域で共有されているスポーツを通じて、留学生や多様な背景、価値観を持つ人たちとコミュニケーションする授業を全学生対象に実施。
キャップストーンプロジェクト
企業の方々の御指導を受けながら、企業現場の課題解決をリアルに体験するプロジェクトに工学部の学生たちは取り組んでいます。
参加者の声
星和電機工事株式会社 人見允教代表取締役
大学の現在の課題や取組みを学長から直接、少人数で気さくに聞けたのが新鮮でした。今までお会いしたことのない地元企業の方々と、それぞれが抱える課題についてディスカッションできたのも学びとなりました。前回出席した際には講演された(公財)京都産業21から新規取引先を紹介いただきました。学びだけではなく直接的な仕事にも繋がり有意義な時間となっています。この活動が亀岡に根付くことを期待しています。
(オープンイノベーションセンター・亀岡/研究連携センター 柴田雅光)