2025.03.18

「令和6年度 大学・学生とともにのばす京都プロジェクト」共同事業費補助金の成果報告会に参加しました【研究連携センター】

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2025年3月15日(土)、京都府が実施する「令和6年度 大学・学生とともにのばす京都プロジェクト」の成果報告会が京都経済センターで開催され、本学 健康医療学部看護学科の今西誠子教授と嶌田理佳教授が参加しました。

京都府では、大学、行政の連携により「大学・学生のまち京都」の魅力の充実・強化を図るため、学生、教員、研究者の知と力を活かし、京都府が大学等や学生と協働して府政課題の解決に取り組むプロジェクトを実施しています。

このプロジェクトは、①複数の学生が取組を実施するものであること②大学等の教員が学生の指導教員として参画するものであることとするという要件をすべて満たし、京都府が定める対象事業のうちのいずれかに対して補助金を交付するというものであり、本学からは今西教授らによる事業が採択されました。

成果報告会では、西脇隆俊京都府知事の開会挨拶の後、第1部の今年度採択プロジェクト(採択事業数52)のうち5事業について、各大学の学生による報告が行われました。第2部はポスターセッションとして、各大学の採択プロジェクトにおける取組事例・事業内容等についての時間が設けられ、看護学科4年生の学生4名がポスター展示による発表を行いました。

京都先端科学大学 健康医療学部看護学科 今西誠子 教授

「大学・学生とともにのばす京都プロジェクト」の活動をとおして、地域の方々と交流し、様々な立場や視点から防災を学ぶ機会となりました。社会貢献としてのイベント実施や見やすいパンフレットの作成など試行錯誤しながら積極的に実践してきました。最後の成果報告会では参加者に、自分たちの挑戦や成果を、自信をもって報告でき、他大学他学部の学生とも活発な交流を通し、学生間で学びあい、さらに視野を広げることができたようです。この経験がよりよい看護師として羽ばたいていく一つの糧になると思います。

京都先端科学大学 健康医療学部看護学科 4年生 中村ほの香 さん

「大学・学生とともにのばす京都プロジェクト」の活動を通して、地域の方々と防災という地域課題について考え、一緒に活動する機会を得ました。様々な世代の方と触れ合う中で、視野の広がりを持つことができました。また、成果報告会では、他大学の学生と研究成果を共有する貴重な機会となりました。本学の発表では、「汎用性が高い」「家族と共有できる」「地域に根付いた活動になっている」との評価を頂き、災害看護の知識を生かした防災の重要性を発信できました。また、他大学の各学部の特色や独自性を活かした企画の発表は印象的でした。発表や交流を通し多様な視点を学び、学問の専門性の相互理解が深まったように思います。本プロジェクトの経験を活かし、今後の学習や研究に努めたいと思います。

採択事業


事業名

地域防災対策支援プロジェクト 災害をイメージして「もしも」に備えよう!


事業内容

学生が考案した防災プログラムを、地域の児童館などが開催するイベントや総合防災訓練において情報提供する。情報提供後には参加者や主催者を交え、保護者同士、子ども同士の関係つくりのきっかけ作りとなるような交流を行う。育児期にある家族のみではなく、世代間交流を図るきっかけを作る。


実施体制

(指導責任者)

健康医療学部看護学科 教授 今西誠子


(指導教員)

健康医療学部看護学科 教授 杉山智春、教授 嶌田理佳


(参加学生)

健康医療学部看護学科 4年生21名


(連携団体等)

京都市児童館学童連盟(山ノ内児童館・常盤野児童館)、社会福祉法人宏量福祉会野菊荘、右京区中央老人福祉センター、京都市右京区山ノ内自主防災会 、京都市食育指導員



(研究連携センター 中村千絵)