4月9日、リック・バートン大使が本学を訪問されました。
リック・バートン大使は、国連難民高等弁務官事務所において、故緒方貞子氏の下で副高等弁務官を務めた後、米国務省の紛争・安定化業務局(Conflict and Stabilization Operations)の初代次官補、ニューヨークの国連経済社会理事会(ECOSOC)における米国代表などを歴任。40以上の紛争地域において、平和的で民主的な変革を推進されました。また、米国プリンストン大学でも教鞭をとられています。自著には、『Peace Works: America’s Unifying Role in a Turbulent World』があります。

講演会には学生、教職員を含め100人以上が参加。大使は、目下注目を浴びているトランプ大統領の就任に至るまでの経緯や米国の社会変化について説明されるともに、現在の不透明な世界政治情勢の中にありながら、パートナーシップを築き、協力できる分野を見つけることの重要性を強調しました。


参加した学生からは、世界保健機関(WHO)と米国との関係についてやトランプ大統領が自国民から支持されている理由、米国の説明責任と世界の平和維持における役割など、多岐にわたる質問がありました。
会の締めくくりとして大使からは、正しい判断をするためにも、日常生活に直結する政治に関心を持つようにと学生たちに呼びかけられました。


(国際センター グラム・ボーデン)