11月30日、 健康医療学部 言語聴覚学科主催のスキルアップセミナーを開催しました。
今回は外部講師として、びわこリハビリテーション専門職大学 言語聴覚療法学科の学科長である種村純教授をお招きして「失語症者への社会復帰支援 ~社会における支援体制構築に向けて~」というタイトルでご講義いただきました。
この講義では失語症の人がうまく話せないという症状を持ちながら社会で生きていく際に、どのような点に苦労されるのか、また、支援の形にはさまざまなものがある中、それらがうまくいくにはどのような情報の共有や対応が必要なのかなどについてご教示いただきました。今回は、先生ご自身の研究を踏まえた、とても学びの多いお話があり、言語聴覚士として失語症の方が地域や社会で生きることについて広く考えるいい機会となりました。
その後の質疑応答では、お勤めの病院や訪問リハビリなどにおける現状を踏まえた質問など、参加者からの活発な意見が多くありました。種村先生は参加者と歓談も交えながら意見交換をされました。
本学科では今後も『臨床でのスキルアップ』を目的としたセミナーを開催します。
次回は3月8日(土)に「吃音をみんなで考える2 ~吃音についての情報交換会~」
というテーマで開催する予定です。
(健康医療学部 言語聴覚学科 古田功士)