2024.12.11

京都の企業家エコシステムについてのパネルディスカッションを開催!【経済経営学部】

Xでシェア Facebookでシェア Lineでシェア

11月29日(金)、本学 京都企業研究センター主催による、第2回研究会を京都太秦キャンパスで開催しました。

第1部では、京都で起業家支援に携わる企業・行政、起業家、本センター所属の教員が、京都の企業家エコシステムの独自性について議論しました。

内容(抜粋)

●京都と大阪・神戸のスタートアップの違い

 ➢京都 
   ✧大学発ベンチャーが多く、ディープテック・医療関連のスタートアップが多い
   ✧今後上場しそうな企業がまだ多く存在する

 ➢大阪・神戸
   ✧  京都より上場が早い企業が多い
   ✧  ポテンシャルの高い企業はほとんど上場済みで、若手起業家が成長中

● 京都で起業するメリット・デメリット

 ➢メリット
   ✧  優秀な学生アルバイトを雇いやすく、低コストでプロトタイプが作れる

 ➢  デメリット
   ✧  量産化には時間がかかる

●京都から大手企業が出ない要因

 ➢ものづくりに強い反面、ITやSaaSと比べて苦心する時間が長い

 ➢ ビジネス人材が圧倒的に少ない
   ✧  京都の特性や魅力に気づいたビジネスパーソン・ベンチャーキャピタルが支援し始めている

第2部では、第1部でのパネリストを囲んで座談会を行い、その後の第3部では、食事をとりながら、参加者同士が意見交換を行うなど親睦を深める場となりました。

内容(抜粋)

●   医療ビジネスの課題

 ➢   病院の経費の5~6割が人件費

 ➢   新規設備やサービスを導入する程の資金的余裕がなく、病院が市場にならない

●   MBA人材の重要性の認知

 ➢   アカデミア・理論の重要性

 ➢   実際の業務経験を経て気づく学び

●   セールス職の知識の標準化

 ➢   成功例:キーエンス

 ➢   職人技からのシフトチェンジ

20241309_eba_01.jpg

(経営学科 講師 稲田昂弘)