本学の経済経営学部では、毎学期末に実施される授業評価アンケートの結果に基づき、受講生からの評価が高かった講義の担当教員に対し「ベストレクチャー賞」を授与しています。
2023年度は以下の4名の先生方が受賞され、6月19日(水)に授賞式が執り行われました。
【受賞者の声】
<経済学科>
土屋 貴裕 准教授
(担当科目:「国際関係論」「財政学入門」等)
この度は、学部のベストレクチャー賞を受賞することができ、大変光栄に感じております。2023年度も、例年通りの講義スタイルで、特別な工夫をしたわけではありませんが、日々の講義においては以下の点を特に気をつけています。まず、受講生の知識定着をサポートするために、前回の講義で学んだ内容を再確認し自分の理解度を確認するための振り返りの時間を設けています。また、難しい概念を平易に説明することを心がけ、図表や動画を用いることで視覚的に理解を促す工夫をしています。今後も、受講生の関心や理解レベルに合わせた講義を行い、興味を持って学びを深め続けてもらえるように努めていきたいと思います。
早﨑 ゆかり 特任教授
(担当科目:「国際観光ビジネス論」「実践プロジェクト」等)
学生の皆さんからの評価はとても嬉しく、光栄です。どうもありがとうございます。また、日頃支えてくださっている方々にも感謝申し上げます。航空・観光業界を中心に、魅力や課題、将来展望などについて、実務経験を活かしながら、様々な手法を用いて実践的な授業をしています。また、「社会人基礎力」を早期に養うことを意識して、社会に出てすぐに役立つチカラが自然に身に付くような工夫も心掛けています。学生の皆さん一人ひとりと目線を合わせながら、共に考え成長していくことが、私にとっても大きな喜びです。
<経営学科>
大竹 恵子 准教授
(担当科目:「経営組織論」「人的資源管理論」等)
このような賞をいただき、大変光栄です。授業では、受講生の皆さんに、「各授業回の内容が、対象とする学問領域や科目全体の流れの中で、どこに位置しているか?」ということを常に認識してもらえるよう、心がけています。また講義の最初に、その回で特に重要となるポイントをQuestionの形で投げかけることで、意識的に聴いてもらえるよう工夫しています。授業は音楽ライブに似ていると感じます。受講生の皆さんが興味関心を高めて意欲的に参加してくれてこそ「良い授業」が完成するので、それらを引き出せるよう、今回の受賞を励みに、さらに頑張っていきたいと思います。本当に、ありがとうございます。
色川 豪一 講師
(担当科目:「民法総則」「家族法」等)
「ベスト」とまで言われると戸惑いを禁じえませんが、学生さんの評価に基づく賞とのことで率直に嬉しく頂戴します。いわゆるコロナ禍の数年でオンライン授業の有用性に気づかされた一方で、教室で学生の反応を直に感じながら授業運営を工夫することの大切さも改めて感じています。私自身、これまで試行錯誤のなかでノウハウや「ネタ」を蓄積してきましたが、本学の先生方はそれぞれよいものをお持ちのことと拝察します。教員間で教育に関する知見を交換・共有できるような機会が増えることを願っています。
受賞された4名の先生方の工夫と努力に敬意を表すと共に、その取り組みに関する情報を共有することで経済経営学部全体の教育の充実を図っていきたいと思います。
(経済経営学部 教授 久下沼仁笥)