2023年4月23日(日)に宮城県のせんだいメディアテークで第14回国際イノベーションコンテスト国内予選((International Contest of InnovAtioN (以下、「iCAN’23」))が開催され、工学部の学生チーム「Jammy Tech(メンバー:荒木天音さん、池原ひなたさん、田中純聖さん、笠島躍真さん)」が「Smart Walking Device(以下、「Vibrowalk」)」を提案し、優勝とポスター賞の同時受賞を果たしました。
iCANは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスを用いたアプリケーションを提案・試作した成果を競う国際コンテストです。対象は、中学生、高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生のチームで、国内大会ではこれまでに48校のべ153チーム(複合チーム含む)が参加。今回のiCAN’23では、16校19チームが出場しました。上位チームは2023年の世界大会への切符を手にします。
「Jammy Tech」チームが開発したアプリケーション「Vibrowalk」は、小型振動モーターと小型マイコンボードM5Stickに内蔵される6軸センサーを活用し、歩行者がスムーズに早歩きできるようにサポートするアプリケーションです。特に仕事で忙しい人や時間がない人にとっては大変便利です。足首にバンドで固定し,歩く速度を設定すると、ユーザーが歩くべきリズムをバイブレーションで知らせます。これにより、歩きやすさが向上するとともに、健康的な歩行を促進することができます。そのアイデアと実現性、完成度の高さが評価され、見事優勝を果たしました。
国内大会優勝を受け、Jammy Techチームは世界大会への出場権を手に入れました。2023年6月25日(日)に京都で開催される世界大会に向けて、チームは改良に取り組み、日本代表として世界のトップチームと競い合います。
(工学部教授 田畑修)