AIPとは、本学と国内の受入企業が連携し、3年次の学生が約3か月間の長期就業体験を通じて本格的に企業実務を学ぶ、本学部独自のインターンシッププログラムです。2022年度は5名の学生がプログラムに参加し、対面での企業実務を経験しました。
2022年度実習先企業(敬称略)
- (株)堀場製作所
- 京都信用金庫
- (株)SCREENホールディングス
- (株)ジェイ・エス・ビー
- (株)パンテック
5月からスタートしていた企業実習が、7月31日ですべて終了しました。ここではその中から、(株)パンテック様(プラスチックリサイクルのトータルプロデュース業)での実習内容と、その一環として行われた滋賀県立瀬田工業高等学校での授業を紹介します。
(株)パンテック様の本社で、実習生(経営学科3年生)は「総務」と「営業」の業務にたずさわりました。総務では受付業務や備品管理業務などを行い、営業では社員の方に同行して取引先を訪問するなど、様々なビジネススキルを学びました。
![20220802_aip01.jpg](https://www.kuas.ac.jp/application/files/8516/5942/2098/20220802_aip01.jpg)
その企業活動の一つとして、7月13日(水)に、瀬田工業高校の1年生29名に向けて、「プラスチックについて考えよう」をテーマとする授業が行われました。
授業では、「プラスチック」への理解を深めるため、「プラスチック」のイメージについてグループごとに分かれて発表してもらうなどしました。「プラスチック」には「軽い、安価、腐食しない」などプラスのイメージがある一方、「処分しにくい、有害物質が出る、環境に悪い」などのマイナスのイメージがあるといった様々な意見が出ました。その後、再生ペレット(粉砕した廃プラスチックを溶かして、小さな粒状の原料に加工したもの)を、小型圧縮成型機にかけて、オリジナルのコースターを作製しました。
授業の様子①
授業の様子➁
コースターの作製(小型圧縮成型機を使用)
コースターの完成品
こうした多彩な実習経験のなかで、実習生はビジネスの現場についての理解を深めたほか、(株)パンテック様の事業内容に大きく関わるプラスチックリサイクルについても深く理解することができました。これらの経験を踏まえた上で、成果報告会に向けた準備を進めていきます。
このような貴重な機会を与えてくださった、(株)パンテックの皆様、瀬田工業高校の生徒の皆様・先生方に、厚く御礼申し上げます。
(経済経営学部 教授 安達房子)
スケジュール
- 2022年2月15日~17日
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実習先5社のオンライン説明会
- 2022年3月 3日~3月下旬
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事前授業(対面)
- 2022年5月9日
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企業実習 スタート(対面)
- 2022年7月下旬
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企業実習 終了
- 2022年8月下旬~9月上旬
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事後授業(対面)
- 2022年9月〜10月
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成果報告会
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