スタートアップゼミⅠにおいて取り組まれる「課題解決型学習(PBL:Problem-based Learning)」について、経済経営学部は2022年7月6日(水)と7月11日(月)の両日において、成果報告会を開催しました。
スタートアップゼミⅠは1年生全員が受講するゼミであり、経済学科は計13ゼミ、経営学科は計12ゼミあります。入学してすぐに1年生全員は、PBLとは何かについての説明を受けた後、グループワーク、発表、あるいは討論を適時交えながら、特定のテーマやトピックに関しての問題点の発見、その発生理由、そして解決策を考えていくことになります。
成果報告会は感染防止のためオンデマンドの展示方式で実施され、経済学科計13件、経営学科計12件からなる各ゼミ代表のPBLを見ながら、併せて審査(投票)も行われました。両学科で計305名の1年生が、どれが最も良かったかを選んだ結果、下記の通りとなりました。
経済学科
経済学科1位 |
『賢い消費者 -トラブルに巻き込まれないために-』 |
経済学科2位 |
『ブラックアルバイト -学生が危ない理由とは-』 |
経済学科3位 |
『これから大人になるにあたって』 |
経営学科
経営学科1位 |
『死刑制度は存続するべきか』 |
経営学科2位 |
『少子高齢化と社会保障制度』 |
経営学科3位 |
『安楽死について-積極的安楽死は賛成か反対か―』 |
(上記の6件は、全学的に開催される成果展示会においても掲載されるため、その要領に従って学生名ではなくゼミ担当教員名で表示されている。なお、全学の成果展示会ではタイトルが変わる場合があり得る。)
上記の6件が、7月下旬に全学的に開催される成果展示会においても掲載され、かつ審査されることになります。
結果は僅差でした。どのPBLも、『調べて書く』や『多面的に捉える』などの経済経営学部で学習を進めていく上での基本ができており、これらの修得を意識して取り組まれていました。実際、各学生が審査後に書く他ゼミへのコメントにおいても、「アプローチの仕方が興味深かった」や「よく調べている」などの感想が多数あり、良い学習になったようです。秋学期においてもPBLは実施されますので、より高度な問題発見・問題解決の知識とスキルに向けて研磨していきましょう。期待しております。
(経済経営学部 教授 倉田致知)