心理学科「社会・産業プログラム」では、社会と心のかかわりを学び、地域の魅力を伝える広報活動や消費者ニーズに応える商品の調査などへの参加型学習を行っています。
この4月、同プログラム「社会・産業専門演習」のゼミ生が京都太秦のNPO法人「子育ては親育て みのりのもり劇場」が刊行するコミュニティマガジン『右京じかん』(発行部数1万部)に記事を寄稿し、掲載されました。
「出会いをつくり、人に尽くすまちのプロたち」と題した記事は、キネマストリートとして知られる大映通り商店街など、右京区で特色ある活動を行う商店や団体の魅力を紹介したものです。
記事には、まちづくりや住民の活動が活発といわれる右京区をさまざまにもりあげている方々に登場いただきました。半世紀以上におよぶ大映通り商店街の食文化や住民とのふれあいの機会をつくる和菓子店やNPO法人、映画の街にふさわしく山田洋次監督作品に出演経験をもつクリーニング店主さん、金継ぎやフラワーアレンジメント教室を営む嵯峨野のNPO法人などの方々です。
学生らは、編集部との打ち合わせと取材先のインタビューを経て、公刊媒体に記事を書くという責任ある活動に参加し、大学内の授業では味わうことのない苦労と自分たちの進路にもつながる手応えを感じたようです。
参加したゼミ生の声
- 店主さんがお金のためでなく、お客さんの笑顔のために働く姿勢に尊敬を感じました(3年生男子)
- 私は働く上での軸を見つけられていないので、和菓子職人さんのこだわりをもった仕事の取り組み方に感化されました(3年生女子)
- NPO法人の方の一歩踏み出す行動力にふれ、自分も行動に移す勇気をもとうと思いました(3年生女子)
- コーヒー専門店というひとつのものを突き詰めると、知らなかった世界に触れられるんだと学びました(3年生男子)
(人文学部 教授 山本淳子)