4月22日(金)ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が、東京にある日本商工会議所で講演を行いました。日本とニュージーランドの関係の再構築と題して、コロナで中断した様々な活動の再開について発言しました。
また、本学とWAKATU社との協定について言及し、本日京都先端科学大学とWAKATU社が締結した協定により、ニュージーランドの企業が日本の学生と協力して活動を広げていき、加えて、学生がニュージーランドで勉強できることを望む、と発言しました。
その後、ダミアン・オコナー貿易・輸出振興大臣隣席のもと、本学の前田正史学長とWAKATU社 Executive Director/オウオラ最高責任者のミリアナ・スティーブン氏が協力合意書に署名しました。
今後については、5月23日(月)にWAKATU社のメンバーが改めて本学京都太秦キャンパスにお越しになり、インターンシップ、研究連携の可能性について協議する予定です。今後の活動が期待されます。
ジャシンダ・アーダーン首相
ダミアン・オコナー貿易・輸出振興大臣
ワカツ社: Executive Director/オウオラ最高責任者 ミリアナ・スティーブン氏
協力合意書に署名する前田学長
Wakatū Incorporation (ワカツ社)
1977年に、ニュージーランド(マオリ語ではアオテアロア)南島北端のネルソン、モトゥエカ、そしてモフア地域の土地所有者・管理者の末裔により創設されたニュージーランド先住民マオリの親族会社です。同社は500年プランの下、伝統的文化と知見を重んじ自分たちの子孫が誇れる、世代を超越した価値観に基づき、土地や海域の環境を保護しつつ、人々の健康と厚生を促進するためのビジネスを行っています。フェヌア、コノ、マナアキ、そしてオウオラの4つの部門により構成されます。
- フェヌア(Whenua)は土地と水域を保護管理・運営しワイン園、農園から住宅・商業施設、海洋養殖施設の経営など幅の広いポートフォリオを有しています。
- コノ(Kono)は食品・飲料ビジネスを担当し、高品質のワインやフルーツバー、シーフード、果物やホップ等を世界40か国に輸出しています。
- マナアキ(Manaaki)はマオリの文化やコミュニティ活動を支援し、教育発展・ 文化促進プログラムを実施しています。
- ワカツ社内で最も新しい部門のオウオラ(AuOra)は、ニュージーランドの恵まれた天然資源を活用し、イノベーションを通じて優れた新規機能性食品・素材を提供することを目指しています。伝統的知見と科学的研究を組み合わせ、ニュージーランドの大学、国立研究所、私立研究所、政府機関やビジネスパートナーと提携しながら、幅広い製品ポートフォリオを構築しています。
(インターンシップセンター 部長 池田仁美)