佐藤嘉倫人文学部長の共著論文”Economic Sociology in Japan”がEconomic Sociology誌23巻1号に掲載されました。経済社会学(Economic Sociology)は社会学と経済学の境界領域の学問分野で、「市場における人々の活動は社会構造の影響を受ける」という発想をします。たとえば、日本では就活の際にネットや求人誌に掲載されている求人情報を頼りに自由に活動するよりも学校(教員や就職部、キャリアサポートセンターなど)を通じて就職する方が条件のいい仕事に就けることが分かっています。
本論文はこのような日本の経済社会学の歴史と研究のフロンティアを世界に伝えるものです。オープンアクセスですので、関心のある方はぜひご一読下さい。
(人文学部教授 山本淳子)