2021年度のグローバル・インターンシップ・プログラムは一部の授業をのぞき、すべてのプログラムをオンラインで実施しています。今回のレポートでは、4月から5月にかけて行われた南通大学オンライン授業「中国文化」と南通大学日本語学科生との交流セッション、本学教員による事前授業の様子を報告します。
【GIPとは】
経済経営学部生が在学中に海外進出企業に企業留学し、グローバル化した経済活動を体感、海外ビジネスの最前線を学ぶ教育プログラム。今年度は南通大学(中国・江蘇省)のオンライン授業、中国進出企業とのオンラインインターンシップなど、経済経営学部ならではの視点・専門性を活かしたプログラムを実施しています。
【スケジュール】(終了)
- 2021年2月8日
- 第1回オリエンテーション(オンライン)
- 2021年2月9日
- 事前学習:中国語学習スタート(オンライン)
- 2021年3月23日
- 事前学習:中国語学習終了
- 2021年3月26日
- 第2回オリエンテーション
- 2021年4月6日
- 南通大学授業スタート(オンライン)「中国経済」、「中国文化」
南通大学日本語学科生との交流セッション(オンライン)
本学事前授業スタート
今後の予定
- 2021年6月
- 企業実習スタート(オンライン)
- 2021年7月下旬
- 企業実習終了
- 2021年9月~10月
- 成果報告会
南通大学オンライン授業「中国文化」
南通大学・封小芹先生によるオンライン授業「中国文化」は、4月6日から全5回にわたって実施されました。封先生は本学の客員研究員として研究活動された経歴もあり、本プログラム開設当初から留学生受入れ、講義等でご尽力いただいています。「春節、元宵節、清明節、中秋節」などの節句や年中行事、「飲食、娯楽、医療、結婚」などの文化・背景を解説しながら、最新情報を盛り込んだホットで愉しい講義が展開されました。最終回では、4月からSNSを通して交流してきた南通大学日本語学科生の「网友」(ネットフレンド)も視聴するなか、本学の参加学生が中国の教育事情についてインタビューした内容をもとに、「日中教育事情」について発表しました。
![20210625_GIP01.jpg](https://www.kuas.ac.jp/application/files/4116/2503/4173/20210625_GIP01.jpg)
南通大学日本語学科生との交流セッション
5月12日と18日の2回、オンライン会議ツール(Zoom)を通じて南通大学日本語学科生との交流セッションを行いました。まず全員が自己紹介をした後、大学生活やアニメ・マンガについて、また電子決済システムや買い物事情について、日本と中国の学生がそれぞれ発表しました。そして日中の学生が数人ずつグループセッションに分かれ、自由なテーマでディスカッションを行いました。この交流セッションを通じて、日中双方の学生がそれぞれの日常生活に触れ、おたがいの理解を深めることができました。新型コロナウイルス感染症の影響で南通大学への留学はできませんでしたが、オンラインでつながった縁が、今後も発展していくことを願います。
【中国文化の学習・オンライン交流会を終えて】
今までテレビで見ていた中国のイメージと違い、中国文化を魅力的に感じた。やはり、現地の人の話を聞き、学ぶということは大切で、ひとつのイメージばかりにとらわれていてはだめだ。日本との日常生活の違いも知ることができ、より多角的に情報を見る必要があると感じた。(経済学科3年)
日本と中国の文化は全然違うと思っていたが、意外と似ておりさらに興味がわいた。実際に中国に行って文化を感じてみたい。(経営学科3年)
国外に友達を持つことは誰もができることではないので、南通大学の学生と交流できたことは良い経験になった。実際に会えなかったのは心残り。(経営学科3年)
日本と中国でも興味のある分野は重なることが多く、国境は関係なく仲良くなれると実感した。(経済学科3年)
事前授業〜中国の国際関係、経済、企業法務・税務、経営、財務会計を学ぶ
6月から始まるオンライン企業実習の事前学習として、中国の国際関係、中国経済、企業法務・税務、企業経営、財務会計に関する基礎知識の修得を目的とし、4月から7週にわたって本学教員による授業を行いました。
第1回「中国の国際関係について」(西片聡哉教授)
第2・3回「中国経済の基礎知識」(土屋貴裕准教授)
第4回「企業法務・税務の基本」(村田淑子教授)
第5回「中国の企業経営」(江向華准教授)
第6回「経営分析の基礎」(付馨准教授)
第7回「インターンシップに向けて」(西片聡哉教授)
6月からのオンライン企業実習では、海外ではどのような事業やビジネスが展開されているのか、各企業の事業内容を理解し、海外で働くために必要な能力やスキル、コミュニケーションの方法などを学んでいきます。
(経済経営学部 GIP推進委員 山下 勤)
〜GIPに関するお問い合わせは、京都太秦キャンパス 教務センターまで〜