本学バイオ環境学部バイオ環境デザイン学科の丹羽英之教授が6月11日(金)、京都府亀岡警察署(亀岡市安町大池8)の要請を受け署員30人を前に、ドローンを使った研究の状況および高感度カメラや赤外線センサを用いた計測技術の災害時の応用可能性について説明しました。最近は、ドローンを活用した災害時の状況把握、行方不明者の探索などが重要視されてきています。丹羽教授は災害時に人が入ることができなくなった地域での上空からの調査や探索など具体的なドローン活用の可能性を紹介しました。さらに、最新のセンサを搭載したマルチコプタータイプのドローンの飛行デモを行い、センサが取得した情報をリアルタイムで紹介しました。参加者のからは、災害時のドローン利用の有用性について改めて認識できたという声が聞かれました。
この訓練は、亀岡署が、梅雨の崖崩れや倒木などの自然災害に備え、負傷者の救出・救助や倒木除去などの初動対応に当たる警察官の災害対処能力の向上を図ることを目的に実施しました。
(研究・連携支援センター 柴田雅光)