本学経済経営学部経済学科の李立栄准教授が執筆した論文『中国金融の海外展開の新局面:加速するグリーン・一帯一路対応の投資』が世界経済専門誌の『世界経済評論』に掲載されました。
本論文では、世界金融危機以降の中国金融機関の国際化について考察しています。具体的には、近年、中国政府が描く海外展開戦略、それを具体化する海外投資促進政策と規制緩和を整理するとともに、中国金融機関の海外展開の現状を概観しました。さらに、近年注目される自由貿易協定や「一帯一路」(グリーン・一帯一路)構想による海外展開の加速を確認し、今後の方向性を展望しました。
本論文は経済専門誌の『世界経済評論』(2021年3・4月号)に取り上げられ、激動する経済環境下で、世界経済を読み解く国際戦略の羅針盤としての役割を果たした、と評価されました。
掲載誌『世界経済評論』について
『世界経済評論』誌は、世界経済の今と明日を読み解き、世界経済の中の自らの針路を考えるために必要な、世界経済の実態・動向の検証・分析、諸問題解決への提言、成長・発展への試論など提供しています。1953年の創刊以来60年(通巻681号)の歴史と実績を持ち、経済に特化した雑誌としては他に類を見ない国内希有の専門誌です。
関連リンク
『世界経済評論』(2021年3・4月号)の目次はこちら
論文の掲載誌はこちら 李 立栄准教授の教員紹介はこちら(経済経営学部 准教授 木口 武博)