本学パワーリフティング部から日本代表として下記の7名の選手が選出されていましたが、日本含め世界各国の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、世界大会への出場を辞退いたしました。
これは、たくさんの葛藤の中で、選手たち自らが決定したこととなります。
京都先端科学大学パワーリフティング部 日本代表選手
※日本代表選手5名
- 野村優選手(経営学科4年)
- 塚脇敏貴選手(健康スポーツ学科4年生)
- 念代朋哉選手(経済学科3年生)
- 森田奈那選手(心理学科3年)
- 金子万生選手(健康スポーツ学科2年生)
※次候補選手2名
- 浅井優希(健康スポーツ学科4年生)
- 奥田大生(食農学科3年生)
特に世界新記録の樹立が期待された野村優選手と主将の塚脇敏貴選手は最後の世界大会となっていたこともあり、辛い選択であったことを語りました。
野村優選手のコメント
いつも大学関係者の皆様からの心温まるご支援に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます。
現在の状況を総合的に判断し、今回の世界大会は辞退することが最善であると考え決断しました。
入学してから四年間で思い描いた夢をカタチにするため、精一杯やってきました。その集大成と考えていた世界大会に参加できないのは本当に残念です。しかし、強さの基準は万国共通です。私は今後の大会で世界記録を超える記録を出そうと、気持ちを切り替えて前向き、頑張っています。これからも強くなるために全力で努力します。
塚脇敏貴選手のコメント
私の一番の目標は世界大会に出場をすることでした。今回、世界大会出場を辞退したのは、コロナ禍での国際大会出場には大きな壁があり、何かあった場合には周りに大きな迷惑をかけてしまうと判断したからです。大きな喪失感を体験しました。しかし、夢が潰えたわけではありません。12月には最後の全日本学生大会とアジア大会が開催される予定です。世界大会に出場することが叶わない今、全日本学生大会およびアジア大会で良い成績を残すことが大学生活を悔いなく終える唯一の方法だと考えています。だから、今は前向きに日々の練習に取り組んでいきます。
しかし、野村選手世界記録樹立のチャンスはまだ終わった訳ではありません。
新型コロナウイルスの影響が落ち着いていた場合、今年の12月にインドネシアで行われるアジアクラシックパワーリフティング選手権大会で、世界記録を樹立するチャンスがあります。そこへ向け、さらなる強化を計り、パワーリフティング部一丸となって挑んでいきます。
まだまだ厳しい状況が続きますが、引き続き、皆様からの応援を何卒よろしくお願いいたします。
※なお、選手のコメントはアジア大会が開催予定とされていた時点のものです。10月1日時点で新型コロナウイルスの感染状況を鑑みまして、連盟より上記、インドネシアで開催予定でありましたアジア大会の中止が決定されております。
(学生センター 若野剛也)
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