インフルエンザへの対応について
インフルエンザに感染すると人から人へ感染するおそれがあります。
そのため感染拡大を防ぐために、十分な対策が必要となります。
また、持病のある方(注)や妊娠中の方、乳幼児、高齢者については、重症になることがあるので、注意が必要です。
(注)注意して欲しい持病のある方
- 慢性呼吸器疾患(ぜんそく等)
- 慢性心疾患
- 糖尿病などの代謝性疾患
- 人工透析中
- 免疫機能不全
- 副腎皮質ホルモン(ステロイド)服用中
- 腎機能障害
おもな症状
38℃以上の発熱 咳 咽頭痛 全身倦怠感
感染経路
おもな感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染とは、感染した人の咳やくしゃみ、つばなどとともに放出されたウイルスを健康な人が吸い込むと感染することがあります。
接触感染とは、感染した人が咳を手で押さえた後や鼻水をぬぐった後に他のもの(ドアノブ等)に触るとウイルスが付着することがあります。その付着したウイルスに健康な人が触れた後に目・鼻・口に触れると、粘膜・結膜などを通じて感染することがあります。
症状が現れたら
症状が軽度であれば、医療機関の受診は必須ではありません。ただし以下の場合は医療機関を受診してください。
- 持病のある方(持病については上記参照)
- 重症化を疑う症状のある方(高熱が続く、息苦しい、咳が止まらないなど)
【解熱剤使用の注意】
解熱剤を使用する場合は、アセトアミノフェンを使用しましょう。
商品名:ノーシン、セデス、ナロンなど
アスピリンを含有する薬剤の使用はやめましょう。(バファリンなど)
※インフルエンザのときにアスピリンを服用すると脳障害などの合併症を起こす場合があります。
診察の結果、インフルエンザと診断された場合
医師の指示のもと、他者への感染を予防するために自宅療養してください。
インフルエンザは学校保健安全法施行規則第十八条・第十九条に指定されている感染症のため、発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間を経過するまで登校できません。
感染した可能性がある場合
以下の場合は感染している可能性があります。
- 同居している人がインフルエンザと診断された。またはインフルエンザの症状が現れている
- インフルエンザに感染した人と、10分以上2m以内の距離で会話した
- インフルエンザに感染した人と、教室などの密閉された空間で、長時間ともに過ごした
ご自身の体調に問題がなければ登校制限はありません。気を付けて登校してください。
感染の可能性がある場合は以下のことに注意してください
- 他者への感染を防ぐためにマスクを着用してください
- 外出を控え、人との接触を避けてください
- こまめに手洗い・うがいをおこなってください
- 体温を測定するなど症状の出現に注意してください
- 症状が現れたら、自宅で様子を見て悪化するようであれば、医療機関に連絡してください
インフルエンザの予防のために
- 予防接種を受ける。予防接種の効果は1年です。毎年予防接種を受けましょう
- うがい・手洗い(アルコールは効果がありますので、大学にも設置しています)
- マスクの着用(不織布マスク推奨)
- バランスのよい食事
- 十分な睡眠や休養